バイキングスとQBダーノルドの再契約は見込み薄
2025年03月09日(日) 08:53
ミネソタにおけるサム・ダーノルド時代は一度きりとなりそうだ。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、トム・ペリセロ、マイク・ガラフォロが現地8日(土)に情報筋の話をもとに報じたところによると、クオーターバック(QB)ダーノルドがミネソタ・バイキングスに戻ることは見込まれておらず、バイキングスは数週間にわたって追求してきた他のクオーターバックの選択肢に焦点を当てているという。
バイキングスからドラフト1巡目指名を受けるも、膝を負傷してルーキーシーズンを棒に振ったJ.J.マッカーシーは、今春には練習に参加する許可を受けると見られており、2025年に出場機会を得る可能性もあるが、バイキングスは依然としてベテラン選手の獲得を望んでいると、ペリセロは伝えている。
ラポポートとペリセロによれば、バイキングスにはベテランQBダニエル・ジョーンズと再契約する選択肢もあるが、ジョーンズはインディアナポリス・コルツとの契約を含む複数の機会を検討しているとのこと。また、ニューヨーク・ジェッツと契約を結んでいる状態のQBアーロン・ロジャースはバイキングスに加入するダークホース候補と見なされているとラポポートは伝えている。
ラポポート、ペリセロ、ガラフォロによると、これはQBジーノ・スミスがシアトル・シーホークスからラスベガス・レイダースにトレードされたことに起因する最初の動きだという。先発QBのポジションがあいたことで、シーホークスは新リーグイヤーが始まる3月12日(水)に正式にフリーエージェント(FA)となるダーノルドに注目すると見られている。
バイキングスと1年契約を結んだダーノルドは、2024年に驚異的なカムバックストーリーを展開。27歳のダーノルドはパスヤード(4,319ヤード)、タッチダウン数(39回)、パス成功率(66.2%)でキャリアハイを更新し、チームを14勝3敗の成績に導いた。しかし、ダーノルド率いるバイキングスの躍進はプレーオフで急停止し、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の第2シードを確保していたにもかかわらず、ワイルドカードラウンドでロサンゼルス・ラムズに敗北を喫した。
複数のチームがフリーエージェントで先発QBを補強しようとしている中、ダーノルドはオープンマーケットに登場する見込みだ。ダーノルドはグレッグ・ローゼンタールが選ぶ2025年NFLトップ101フリーエージェントリストで4位とされている。
【RA】