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コマンダース、トレードを試みたDTアレンを放出

2025年03月08日(土) 20:04


ワシントン・コマンダースのジョナサン・アレン【AP Photo/Jerome Miron】

ワシントン・コマンダースはディフェンシブタックル(DT)ジョナサン・アレンをトレードしようとしたが成功しなかったため、彼をリリースすることにしたと現地7日(金)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えた。その後チームからの発表があった。

先週、コマンダースはアレンにトレード先を探す許可を与え、NFLスカウティングコンバインの最中にジェネラルマネジャー(GM)アダム・ピータースは、クラブが彼に“他の機会を模索する”可能性を与えたいのだと語っていた。

しかし、そうした機会は現れず、コマンダースは2度のプロボウラーをカットした。

アレンの今季ベースサラリーは1,550万ドル(約22億9,423万円)の予定だったが、保証金はもう残っていない。チームはこれで1,647万ドル(約24億3,780万円)のサラリーキャップを節約することができ、デッドマネーは600万ドル(約8億8,809万円)だ。

2017年に1巡目指名を受けてから、ワシントンのチームでインテリアディフェンダーの要となってきたアレンだったが、2024年はシーズン第6週に胸筋を痛めてしまい、8試合の出場にとどまった。レギュラーシーズン最後の2試合で復帰し、ポストシーズンでもプレーした。

コマンダースでの8シーズンで、アレンは42回のサックと401回のタックルを生産し、60回のタックルフォーロスをマークした。

ダロン・ペインと大型契約を交わし、2巡目指名のジャーザン・ニュートンがより重要な役目を担えるようになったため、チームは30歳のアレンに別れを告げることにした。

今季に手にする予定だった1,550万ドルのためではないかもしれないが、大柄な選手を探し求めるリーグの中で、『NFL.com』のフリーエージェントランキングトップ101で47位につけるアレンがオープン市場で苦しむことはないだろう。

【M】