レイブンズとLTスタンリーが3年約89億円の契約条項に合意
2025年03月09日(日) 09:43
クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンのブラインドサイドプロテクターがチームにとどまることになった。
現地8日(土)、ボルティモア・レイブンズがレフトタックル(LT)ロニー・スタンリーと契約の条項に合意したと発表。その直後に、スタンリーは3年6,000万ドル(約88億8,090万円)の契約を結ぶと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。
9年のキャリアを誇り、昨季に2度目のプロボウル選出を果たしたベテランのスタンリーは、今オフシーズンのフリーエージェント(FA)で最も注目されるレフトタックルになるはずだった。しかし、グレッグ・ローゼンタールが選ぶ2025年トップ101フリーエージェントリストで2位に位置付けられていたスタンリーは、唯一所属してきたNFLチームにとどまることを決めている。
レイブンズの隠れた英雄の1人としてジャクソンを守り続けてきたスタンリーは、2016年NFLドラフトで全体6位指名を受けてチームに加入。スタンリーは2019年に初めてプロボウルに選出され、その年にはオールプロのファーストチームにも名を連ねた。
スタンリーは昨シーズン、『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』のパスブロッキンググレードで80.9をマークし、キャリア通算6度目となる80超えを達成した。
信じられないかもしれないが、MVPに2度輝いた経歴を持つジャクソンはまだ“表面をなでただけ”だとレイブンズの攻撃コーディネーター(OC)トッド・モンケンは先週に語っている。
スタンリーをチームにとどめることは、モンケンOCとジャクソンがそれを証明するのにまさにうってつけの動きだと言えよう。
他チームがフリーエージェントとして大きな注目を集めていたタックルを獲得できなくなったことでプランBを模索しなければならなくなったことも、レイブンズにとっては都合がいいはずだ。
【RA】