QBダニエルズが指揮するコマンダースとQBウィリアムズが指揮するベアーズに類似点を見出すWRザキアス
2025年03月19日(水) 16:15
シカゴ・ベアーズに加入したワイドレシーバー(WR)オラマイド・ザキアスは、以前のチームと新しいチームの類似点を見出している。
2024年、ザキアスは新人クオーターバック(QB)ジェイデン・ダニエルズが率いるワシントン・コマンダースに加入し、新しいコーチングスタッフ、新しいオフェンシブライン、有望なオフェンス戦略を持つチームでプレーした。2025年、27歳のザキアスは昨年と同様に再建されたチームの一員となる。2024年ドラフト全体1位指名を受けたQBケイレブ・ウィリアムズが指揮を執るベアーズは、新ヘッドコーチ(HC)ベン・ジョンソンや再編されたオフェンシブラインを擁するチームだ。
ジェットコースターのようなシーズンを経て、カギとなるのはウィリアムズが昨季のダニエルズのように効率的でダイナミックなプレーを見せることだろう。
チーム公式記録によると、ザキアスは現地17日(月)に「どの若手クオーターバックにとっても、一番大事なのはメンタル面だと思う。特に、ケイレブに関してはそうだ」と語ったという。
「彼はリーグでトップクラスのクオーターバックになるために必要な才能をすべて備えている。大部分はメンタル面とか、落ち着いて試合に臨むことに関わってくる」
ザキアスはダニエルズがOTA(チーム合同練習)で印象的な投球を見せた際に、彼が才能を持っていることを実感したと明かしているが、ダニエルズはルーキーシーズンを通してその実力と成長を見せ続けた。
ベテランWRのザキアスはアトランタ・ファルコンズで4シーズンを過ごした後、過去2シーズンでフィラデルフィア・イーグルスとコマンダースを渡り歩いた。キャリア7年目を迎えるザキアスは、シカゴではシーズン開幕時のスタートダッシュが肝心になると理解している。
「一番大事なのは、とにかくつながることだ」と強調したザキアスはこう続けた。
「できるだけ早くつながれるようになることこそ、俺たちが誇りに思っていたことだ。それが飛躍する方法だ。選手同士、選手とコーチ、コーチと選手だけじゃなくて、メディアチームと選手、選手とシェフ、トレーニングルーム、建物内のすべての人ができるだけ早くつながらないといけない。その後どうなるかは分からないけど、それができたら成功をつかむのに最適な状況が整うだろう」
ザキアスはベアーズのワイドレシーバー陣にとって魅力的な補強となるはずだ。多くの注目を集めることはないかもしれないが、D.J.ムーアやローム・オドゥンゼとうまくかみ合うと見られている。ベテランのザキアスはスロットの役割に適しているが、インサイドやアウトサイドで柔軟にプレーできるチェスの駒のような存在としてジョンソンHCのオフェンスに貢献できるはずだ。ザキアスは近年、デトロイト・ライオンズのオフェンスに不可欠となっているガジェットプレーの一部を担うことになるだろう。
ザキアスはかつてライオンズの攻撃コーディネーター(OC)を務めていたジョンソンHCの下でプレーできることが、移籍先を決める際に魅力に感じたと明かしている。
「遠くから見ているだけでも、彼のオフェンスがこれまでに成し遂げてきたことや創造力、プレーコール、どれだけ素晴らしくて、どれだけ生産的だったかが分かるはず」と話したザキアスは「それが俺をワクワクさせるんだと思う。フィルムやテープを見ると、選手たちがお互いのためにどれだけハードにプレーしているかが分かる。それは俺にぴったりだ。仕事に取り掛かってそこから成長できるのが楽しみだ」と続けている。
【RA】