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テキサンズがOTロビンソンと1年契約に調印

2025年03月20日(木) 06:04


キャム・ロビンソン【NFL】

ヒューストン・テキサンズがレフトタックルの後任を確保した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは、ベテランオフェンシブタックル(OT)キャム・ロビンソンがテキサンズと1年契約を締結したと報道。

テキサンズは2024年シーズンにフロント陣が苦戦したことを受け、2025年に向けてオフェンスラインを最優先事項のひとつとしていたが、その選択肢をフリーエージェントから積極的に追求するのではなく、ドラフト指名権とのパッケージでレフトタックル(LT)レアミー・タンシルをワシントン・コマンダースに送り、ガード(G)ケニヨン・グリーンもフィラデルフィア・イーグルスとのトレードで手放した。

その最初の2回の動きは引き算のみで、足し算ではなかったが、ここ2日で2人のベテラン――18日にGレイケン・トムリンソンを、19日にはロビンソン――を獲得。とりわけ後者は最も重要だ。クオーターバック(QB)C.J.ストラウドにとってタンシルに代わる死角の盾となるとともに、新たな布陣が苦戦した2024年シーズン以上にストラウドを守れることが期待されている。

ロビンソンは2024年に2チームを渡り歩いた。序盤はジャクソンビル・ジャガーズで過ごし、その後、シーズン中のトレードで、先発だったクリスチャン・ダリソーを負傷で欠いたミネソタ・バイキングスに移籍した。ただ、その挑戦は難しく、気弱な人向きではない。新たなオフェンスに加わり、サム・ダーノルドという司令塔の死角を死守する最も重要なポジションを務めなければならなかったのだ。

それでも、ロビンソンは活躍を見せ、注目されるにふさわしい結果を残した。ロビンソンを起用したバイキングスは1試合あたりのパスヤードで6位、合計ヤードで12位を記録している。

2017年ドラフト2巡目でジャガーズから指名を受けたロビンソンは、NFLでのキャリアを通してタックルとして通用することを証明してきた。2021年と2022年にはジャガーズにフランチャイズタグを付けさせるほどの活躍ぶりだった。2024年にNFL最下位に転落したことで次の段階に進むことを決断し、より大きな期待を持てる場所にロビンソンを送り出した。

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