LSUのOLウィル・キャンベル、プロデーで測定された腕の長さがコンバイン時の測定結果を上回る
2025年03月27日(木) 12:46
2025年NFLドラフトで有望視されているオフェンシブラインマン(OL)の1人が、重要な要素と見なされている部分に関して新たな情報を得た。
現地26日(水)にルイジアナ州立大学(LSU)のプロデーで測定が行われ、ウィル・キャンベルの腕の長さは2025年スカウティングコンバインでの32 5/8インチ(約82.9cm)という測定値を上回る33インチ(約83.8cm)と測定された。
これはキャンベルにとって重要な数字だと言える。NFLの各チームは最初の測定結果を見て、キャンベルがプロレベルでオフェンシブタックル(OT)ポジションを務められるのかどうかに疑問を抱いていた。21歳のキャンベルは当時と同じように、大局的に見たときに腕の長さが大きな問題になることはないと主張している。
『NewOrelans.Football(ニューオーリンズ・フットボール)』のマイク・トリプレットによると、キャンベルは水曜日に「2年間、俺の寸法を知っていたり、俺のプレーについて何かを言ったりする人は1人もいなかった。それなのに今になって突然、腕の長さで俺が良い選手かどうかが決まるのか? それはばかげていると思う」と語ったという。
コンバインで身長約198cm、体重約145kgと測定されたキャンベルは、2024年にオールアメリカンに選出され、SEC(サウスイースタン・カンファレンス)のトップラインマンに贈られるジェイコブス・ブロッキング・トロフィーを受賞。大学では1年生の頃からタックルとして先発出場し、フレッシュマン・オールアメリカンの栄誉にも輝いた。キャンベルは大学の3シーズンで合計38試合に先発出場している。
腕の長さに関する懸念があるにもかかわらず、2025年のOL候補生の中で特に有望視されているキャンベルは、ダニエル・ジェレマイアが選ぶプロスペクトランキングで9位に位置付けられている。
トリプレットによると、キャンベルは「でも、NFLの意思決定者たちはあまり気にしないはずだ。それはコーチでもない人たちの意見で、彼らがコーチじゃないのには理由がある」とつけ加えたという。
水曜日の測定結果の更新により、堅実なタックルを指名したいと考えているチームの不安が解消される可能性はある。
3月初旬、キャンベルはガード(G)ポジションでプレーする意欲もあると語った一方で、プロレベルでタックルとしてプレーできることを証明する決意を固めていた。水曜日の測定は3週間前にインディアナポリスで測定を担当したのと同じNFLスカウト担当者たちによって実施されたが、結果が変わったことは、測定過程においていくつかの不一致が生じる可能性があることを示している。
キャンベルは3月1日にコンバインの場で「俺の映像を見てみろよ」と話し、こう続けていた。
「俺が打ち負かされたプレーで“腕が短いからだ”と言われるようなプレーは1つもない。もちろん、俺には典型的なオフェンシブタックルと同じ腕の長さがない。それは自覚している。それは毎週、自分のゲームプランや準備で、どう攻めるかを考える上で活用していることだ」
【RA】