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カウボーイズLBパーソンズが元チームメイトDEローレンスの批判を「ばかげている」と一蹴

2025年03月27日(木) 14:28


ダラス・カウボーイズのマイカ・パーソンズ【AP Photo/Matt Patterson】

ラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズとディフェンシブエンド(DE)デマーカス・ローレンスの口論は、オフシーズンの間に悪化し続けている。

ローレンスがシアトル・シーホークスと契約した後、ダラス・カウボーイズでチームメイトだった2人の対立は激化。年長のローレンスはパーソンズがツイートに費やす時間を減らし、勝利にもっと集中していれば、自分がチームを離れることはなかっただろうと示唆した。

パーソンズは最近、『All City DLLS(オール・シティDLLS)』のクラレンス・ヒルとのインタビューで、フィールド外での活動がカウボーイズの成績不振に影響を及ぼしたという考え方に強く反発した。

「ばかげていると思う」と話したパーソンズはこう続けている。

「映像を見てみろよ。俺が集中しているのは疑いようがない。実際にフィールドでは全力を尽くしているし、それが一番大事なことだと思っている。俺は家族のリーダーとして家族を支える義務があるし、それが俺の役目だ。大事なことを大事にしている。でも、フィールド外の楽しみも同じように大事だ」

「物事に対処するには人それぞれの方法がある。酒を飲む人もいれば、タバコを吸う人もいる。俺はツイートするのが好きだ。アクティブにボールのことを知ることも、みんなが何をしているかを知ることも好きだ。それが俺だ。俺は酒を飲まないし、タバコも吸わない。俺が気にかけているのはフットボールフィールドでの努力で、そこに疑いの余地はないはずだ。自分が最高の選手の1人だと分かっているし、そうやってプレーしている限り、それが問題になることはないはず。ゴールラインでオフサイドを犯すのは、ツイートをしているからだって? そんなのばかげているし、とんでもないことだと思う」

プロボウルに4回選出されたパーソンズが言うように、フィールド外の趣味がフィールドでのプレーに影響を与えることはほとんどない。フィールドの外で発言力を持ちながら継続的な成功を収めている選手は多くいる。人それぞれだ。しかし、チームが成功しない理由を探している人々はそのような気晴らしを苦戦の原因と捉えてしまうものだ――それが本当の理由ではなかったとしても。

パーソンズの能力や意欲を疑う者はほとんどいない。パーソンズは2024年シーズンに最高のスタートを切ることができなかったかもしれないが、ケガから復帰した後、シーズン後半はおそらくフットボール界で最高の守備選手の1人となっていた。“ツイート”をしていても、パーソンズは最後の9試合で11回ものサックを決めている。

ローレンスが去ったことで、パーソンズがカウボーイズのリーダーであることは明確になった。

パーソンズはヒルに「去年は自分がチームを復活させる番だと思っていた。大半の人から停滞していると思われていたけどね」と語り、「今度こそ自分の番だと思っている。誰かとぶつかる必要はない。みんなの幸運を祈っている。でも、誰かと衝突するのは難しいことだ。考え方も感じ方も違うし、チームで望んでいるあり方も違う。今こそ、本当の意味で俺が引き継ぐ時だ」と続けた。

パーソンズの大型契約はオフシーズンを通して大きな注目を集めるだろう。パーソンズは2,407万ドル(約36億1,458万円)の5年目オプションでプレーする予定だ。クオーターバック(QB)以外の選手の最高年俸が4,000万ドル(約60億0,894万円)に達した中で、パーソンズは今後数カ月でかなりの高額報酬を手に入れるだろう。交渉が長引けば、カウボーイズはより多くの報酬を払わなければならなくなるかもしれない。

【RA】