ジョンソンOCを失ったのは「もちろんつらい」と語るライオンズTEラポルタ
2025年03月27日(木) 14:33
2年前、デトロイト・ライオンズは攻撃コーディネーター(OC)ベン・ジョンソンのオフェンスにおけるチェスの駒として、タイトエンド(TE)サム・ラポルタをドラフトで指名した。だが今、そのプレーコーラーはチームを去り、シカゴ・ベアーズへと移った。
ラポルタは、メキシコで開催されたNFL選手会(NFLPA)クラシック・ゴルフトーナメントに参加中、『Up & Adams Show(アップ・アンド・アダムス・ショー)』に出演し、ケイ・アダムスとのインタビューで、ジョンソンがライバルチームへ移籍したことへの思いを語った。
「もちろんつらい」とラポルタは述べている。
「一緒に多くの時間を過ごして、たくさんのエネルギーと努力を注ぎ込んで、ともに一生懸命にやってきた。お互いにとって大切な存在だった。だからこそ、彼が自分のチームと組織を率いる立場になるのはうれしいことだよ。彼にとってもワクワクする時期だし、俺たちにとっても新しいスタッフを迎えて明るい未来に向かって進む、期待に満ちたタイミングだ」
ジョンソンの退団は、ライオンズにとって決して驚きではなかった。むしろ2024年シーズンもチームに留まったことがボーナスのようなものだったと言える。ジョンソンがオフェンスの指揮に長けたヘッドコーチ候補としてトップに名を連ねるのは間違いなく、大きなチャンスを手にするのは時間の問題だった。とはいえ、移籍先が同地区のライバルであるという事実は、チームにとって少なからぬ衝撃を与えている。
「もちろん、ベンのことは応援している」とラポルタは語った。
「俺がライオンズに選ばれたのは、彼の存在が大きかった。心から敬意を払っている。でも、この秋、日曜日の午後になれば、友が敵になることもあるだろう」
ライオンズはジョンソンの後任として外部から新たなOCを招聘(しょうへい)することを決め、ジョン・モートンを呼び戻した。モートンは2022年にライオンズのシニアアシスタントを務め、その後デンバー・ブロンコスで2シーズンにわたりパッシングゲームコーディネーターを担当。2023年に入団したラポルタにとって、“情熱的な”モートンとはこれから関係を築いていく段階にある。
「ジョニー・モーとは10分か15分くらい、個人的なことを少し話しただけだ。まだコーチとしてはどんな人か分からない。でも、俺たちの前には素晴らしい未来がある。お互いに一緒に働けることを楽しみにしているし、もうすぐ始まるチーム合同練習(OTA)で彼と本格的に取り組めるのが待ちきれない」とラポルタは話している
リーグ全体のOTA日程はまだ発表されていないが、ライオンズを含むヘッドコーチが続投するチームは、4月21日(月)からオフシーズンプログラムを開始することが可能だ。
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