CB陣を補強する必要性は「明らか」であり、ドラフトで対応する予定とバッカニアーズHCボウルズ
2025年04月08日(火) 10:18
タンパベイ・バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)トッド・ボウルズは今月末に行われるドラフトでコーナーバック(CB)陣を補強したいと考えている。
ボウルズHCは先週に年次リーグミーティングで「層の厚さが不十分だ」と述べ、こう続けた。
「選手層が薄いことは明らかだ。ドラフトのいずれかの時点でそれに対処したいとも考えている。フリーエージェント(FA)の選手とはあまり契約しなかった。(キンドル)ビルドアやブライス(ホール)と契約したが、ブライスはケガからの回復を目指しているところで、ビルドアについてはもちろん、実力を確かめる必要がある。私たちはその点にドラフトで対処するつもりだ」
ホールとビルドアの加入によってCB陣の厚みはある程度増すかもしれないが、前者は昨季に1試合しか出場しておらず、後者は昨季にライオンズで緊急時にのみ起用される選手に過ぎなかった。
バッカニアーズにはジャメル・ディーンもいるが、ボウルズHCはケガの影響でベテラン選手に頼ることが難しくなっていると指摘している。バッカニアーズは2024年ドラフトの3巡目でニッケルCBタイキー・スミスを指名。また、ボウルズHCは2022年ドラフト5巡目指名選手であるザイオン・マッコラムを称賛し、グループの中で最も信頼できる選手だとつけ加えている。昨シーズンに12試合の出場にとどまったディーンへのメッセージは明確だ。
ボウルズHCは「すでに言ったように、誰もがポジションを争っている」とコメント。
「ザイオンはおそらく1A、1Bになるだろう。なぜなら、ザイオンは1年を通して健康を維持していたからだ。ディーンは健康を取り戻して、試合に出てプレーしないと。数年おきに半分だけプレーするというわけにはいかない。本人も健康を維持する必要があると理解しているし、そのためにできる限りのことをしているが、チームとしては万が一に備えて厚みを持たせておく必要がある。もし誰かが加入して競争相手になったら、彼は競争をしなければならなくなるだろう」
ボウルズHCの発言を聞いたからといって、バッカニアーズが4月24日(木)にドラフト1巡目で誰を指名するかを予測しているモックドラフト作成者がその内容を変更する必要はない。
「ディフェンスについては十分に解決策を見つけて競争力を維持できると思う」とボウルズHCは話している。
「チャンスがあれば守備選手を何人か獲得したいが、ディフェンスのニーズを満たすためだけに優れた攻撃選手を見逃すつもりは決してない。得点を抑える方法は見つけられるかもしれないが、特に主力選手が離脱した場合に得点を挙げ続ける方法は見つけられないものだ。つまり、オフェンスにはいくら主力選手がいても足りないということだ。もちろん、何人かの選手を加えたいが、最初に指名するのか、途中で指名するのかはまだ決まっていない」
バッカニアーズがディーンを3巡目、マッコラムを5巡目、スミスを3巡目で指名したことを踏まえると、ジェネラルマネジャー(GM)ジェイソン・リヒトにとってはドラフトの中盤がCB陣に厚みを加える絶好の機会となりそうだ。
【RA】