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「俺を指名しなければ後悔する」と強気な姿勢を示すオハイオ州立大学QBハワード

2025年04月16日(水) 13:12


オハイオ州立大のウィル・ハワード【AP Photo/Sue Ogrocki】

オハイオ州立大学バッカイズをカレッジフットボール・プレーオフ(CFP)ナショナルチャンピオンへ導いたクオーターバック(QB)ウィル・ハワードは、NFLの舞台でも同じような成功を収めるつもりでいる。

ペンシルベニア州出身のハワードは『Hey Rookie: Welcome to the NFL(ヘイ・ルーキー:NFLへようこそ)』の最新エピソードに出演し、もし自分を見送るチームがあれば、後悔させるつもりだと話している。

「キャリアを通じてずっと軽視されてきたと感じている」とハワードは語った。

「ピッツバーグ大学、シラキュース大学、ボストンカレッジ、ペンシルベニア州立大学、デューク大学、ノースカロライナ大学。どこからもオファーがなかった。何年もアプローチしていたのに。だからカンザス州立大学に進んで、“あいつらが間違っていたことを証明してやる”と思ったんだ。ペンシルベニア州立大学が“ウィル・ハワードを逃したのは痛かったな”と思ってくれたら本望だ」

ハワードはカンザス州立大学で頭角を現し、先発の座をつかんで2023年にはオールBig 12(ビッグ12)カンファレンスのセカンドチームに選出された。2024年にオハイオ州立大学へ転校し、オールBig Ten(ビッグ・テン)カンファレンスのサードチームに選ばれ、CFPナショナルチャンピオンシップでは攻撃部門のMVPに輝いている。

「NFLに行ったら、俺を見逃さないでほしい」とハワードは続けた。

「自分より先にクオーターバックを指名したすべてのチームに、俺を選ばなかったことを後悔させる。それを自分の使命にするつもりだ」

ハワードは「俺を指名しなければ後悔する」とつけ加えた。

こうしたマインドセットは、すべてのドラフト候補が持つべきものだ。そしてチーム側も、特にクオーターバックを務める選手からは、こうした強気な姿勢を歓迎する傾向にある。ただし、これは目新しい考え方ではない。過去にも同様の意気込みを見せた選手は数多くおり、その成果はさまざまだ。たとえば、ジョシュ・ローゼンも自分を指名しなかった9チームに後悔させると豪語していたが、それを実現することはできなかった。

中位指名が予想されているハワードは、NFLで戦えるポテンシャルを備えている。恵まれた体格、機動力、実戦経験は評価されており、適切なシステムにフィットすれば活躍の可能性はある。ただし、ボールプレースメントや判断力に課題があるとも言われており、彼を見送ったチームを本当に後悔させたいのであれば、その点を克服する必要がある。

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