ブロンコスCBバロンが新人契約締結、未契約の1巡目指名選手はベンガルズDEスチュワートのみに
2025年07月17日(木) 08:53
リーグ中の新人選手がトレーニングキャンプに集合する中、2025年NFLドラフトで1巡目指名を受けた選手のうち、まだ契約を結んでいないのは1人のみとなっている。
現地16日(水)、デンバー・ブロンコスがドラフト全体20位で指名したコーナーバック(CB)ジャデイ・バロンと新人契約の条項に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが契約について知る人物の話をもとに報道。その後、ブロンコスは正式に契約を発表した。
バロンが契約に合意したことで、ドラフト1巡目で指名された32人中31人が所属チームと契約をまとめたことになり、未契約の選手はシンシナティ・ベンガルズのディフェンシブエンド(DE)シェマー・スチュワートただ1人となっている。
ブロンコスが2025年ドラフトで指名した7人のうち、2巡目指名のランニングバック(RB)R.J.ハーヴェイだけがまだ契約を結んでいない。しかし、リーグ全体で未契約の2巡目指名選手はハーヴェイを含めて30人に上る。現時点で新人契約に合意している2巡目指名選手はクリーブランド・ブラウンズのラインバッカー(LB)カーソン・シュヴェジンガーとヒューストン・テキサンズのワイドレシーバー(WR)ジェイデン・ヒギンズだけであり、この2人が保証金を手にしたことで全体35位から64位で指名を受けた選手たちの交渉は停滞している。
スチュワートとベンガルズの交渉がこう着している原因も保証金にあると報じられており、この件はメディアの注目を集めている。
バロンが未契約だった期間は、全国的にあまり注目を浴びることなく終わった。それでも、バロンは契約を結ぶのが2番目に遅く、6月22日にジャクソンビル・ジャガーズのCBトラビス・ハンターが契約してから初めて契約に至った1巡目指名選手となっている。
とはいえ、契約はまとまっており、ブロンコスは水曜日に新人選手たちがトレーニングキャンプに集合するのに合わせて正式にバロンとの契約に調印することになるだろう。
23歳のバロンはテキサス大学での5年目にあたる2024年にタックル67回、キャリアハイとなる5回のインターセプトを記録。バロンはすでに優れているブロンコス守備陣をさらに強化すると見られており、ライリー・モスや昨季にAP通信NFLディフェンス部門年間最優選手賞に選ばれたパトリック・サーテイン二世と共に、ブロンコスのコーナーバックとして先発を務める可能性が高い。
【RA】