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ジェッツとCBガードナーが4年179億円の契約延長に合意

2025年07月16日(水) 09:07

ニューヨーク・ジェッツのソース・ガードナー【AP Photo/Phelan M. Ebenhack, File】

コーナーバック(CB)ソース・ガードナーは将来に多くの期待が寄せられる中、ニューヨーク・ジェッツでの4シーズン目を迎える。

現地15日(火)、2022年NFLドラフト全体4位指名を受けたガードナーがジェッツと6,000万ドル(約89億2,836万円)の保証が含まれる4年1億2,040万ドル(約179億1,624万円)の契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポート、トム・ペリセロ、マイク・ガラフォロが報じた。ガードナーはコーナーバックとしてNFL史上最高額となる年平均3,010万ドル(約44億7,906万円)を受け取る予定で、契約期間は2030年までとなる。

ガードナーは新人時代に頭角を現し、リーグ最多となるパスディフェンス20回を記録。圧倒的な差でディフェンス部門年間最優秀新人賞を獲得し、同時にディフェンス部門年間最優秀選手賞の投票でも票を集めた。最初の2シーズンでいずれもオールプロのファーストチームに選出されたガードナーだが、波乱に満ちた2024年シーズンにはキャリア最多となる10回のペナルティを犯すなど、本来のパフォーマンスを発揮できなかった。しかし、ジェッツの新体制はすでにシンシナティ大学出身のガードナーに大きな価値を見出し、多額の投資を行っている。ガードナーは2022年以降の『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』によるカバレッジグレードで、NFLの全CBの中で最も高い評価を受けている選手だ。

ガードナーは2022年ドラフトでジェッツから指名された選手の中で、1億2,000万ドル(約178億5,672万円)以上の4年契約に合意した2人目の選手となった。先にそれを実現させたのはワイドレシーバー(WR)ギャレット・ウィルソン(2022年ドラフト全体10位指名選手)であり、両者はそれぞれのポジションにおける年平均額ランキングでトップ5にランクインしている。

ガードナーの新契約は驚くべきものではないが、新体制下でまだプレーしていない選手に対して投資するという姿勢はうれしい驚きとして受け止められるだろう。とはいえ、ガードナーはそうした待遇に値する選手だ。これまでの3シーズンで十分に実績を積み、8月に25歳の誕生日を迎えるガードナーが、フリーエージェント(FA)になることを検討すらする前に確保するのが賢明だとジェッツは判断している。

NFLでディフェンシブバック(DB)としてプレーしていた経歴を持つアーロン・グレンがジェッツのヘッドコーチ(HC)を務める中、ガードナーの今後は注目されるだろう。すでに明らかなのは、これまで以上に多額の資金が投入されるということだ。

「契約成立。これは始まりに過ぎない。仲間の@allantegardnerと@ajvがやり遂げてくれた。俺を信じてくれたジェッツの組織や、共に血と汗と涙を流してきたチームメイトたちに感謝している。そして、ジェッツネーション・・・皆さんのサポートに感謝している。神さま、ありがとう」

【RA】