当局の発表によると、殿堂入りした元NFL選手のジョン・エルウェイは、ビジネスパートナーであるジェフリー・スペルベックが今年4月に南カリフォルニアのゴルフリゾートコミュニティでゴルフカートから転落して死亡した事故について、起訴されないという。

リバーサイド郡保安官のチャド・ビアンコは現地11日（金）に『KUSA-TV』に対し、捜査の結果、犯罪の形跡は見つからず、悲劇的な事故と結論づけられたと述べている。

エルウェイのビジネスパートナーであり、元代理人でもあるスペルベックは、4月26日にロサンゼルス東郊のラ・キンタにある“The Madison Club（ザ・マディソンクラブ）”で、エルウェイが運転するゴルフカートから転落して負傷し、その後亡くなった。62歳だった。

郡検視官の報告書には、スペルベックの死因は“鈍的外傷”であり、死亡時の状況は“乗客がゴルフカートから転落した”際に起きた事故だと記されている。

ビアンコ保安官は「映像を100回は見返したが、なぜ転落したのか説明がつかない。彼はただただ転げ落ちた」と説明している。

エルウェイは調査結果について直ちにコメントしなかったが、4月に発表した声明では親友の死に打ちのめされているとし、次のようにつづっていた。

「自分にとって非常に大切な人を突然失い、言葉では言い表せないほど深い悲しみを感じている」

当時の声明では、エルウェイが現場にいたことについては言及されていなかった。

1990年にデンバー・ブロンコスのクオーターバック（QB）としてプレーしていたエルウェイの代理人となったスペルベック。代理人およびビジネスアドバイザーとして30年以上のキャリアを持ち、100人以上のNFL選手の代理人を務めてきた。

スペルベックはレストランや自動車販売店、ワイナリーなど、エルウェイが展開していたフットボール以外の広範なビジネスを支えるパートナーとして最もよく知られていた。

記事提供：『The Associated Press（AP通信）』

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