チャージャーズ新人WRハリスがホールドアウト、未契約の2巡目指名選手は30名
2025年07月14日(月) 10:15
ロサンゼルス・チャージャーズがドラフト2巡目で指名した新人ワイドレシーバー(WR)のトレ・ハリスがトレーニングキャンプをホールドアウトしており、そういった動きに出る先例のない人数の選手たちの先駆けとなるかもしれない。
ハリスはチャージャーズの新人選手たちの集合期限である現地12日(土)に集合しなかったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。
チャージャーズはトレーニングキャンプを最初に開始するチームであり、ベテラン勢は水曜日が集合期限となっている。しかしながら、2巡目指名選手との間に困難な問題を抱えるチームは、チャージャーズだけではなさそうだ。
ラポポートが伝えるところによれば、2巡目で指名された32名のうち、30名がまだ新人契約を結んでおらず、その理由は保証金の合意が取れないことにあるという。
クリーブランド・ブラウンズが2巡目のトップピックである33位で指名したラインバッカー(LB)カーソン・シュヴェジンガーと、34位指名でヒューストン・テキサンズに加わったWRジェイデン・ヒギンズは、すでにチームと契約を交わしている。
シュヴェジンガーが契約を結んだ5月9日、NFLネットワークのトム・ペリセロがシュヴェジンガーとヒギンズの2人の契約は完全保証されており、このことが他のチームにも波及効果をもたらす可能性があると指摘していた。それから2カ月あまりが過ぎ、他に契約に合意した2巡目指名選手がいないことを踏まえれば、その効果は非常に大きかったと言える。
1巡目で指名を受けた中でまだ契約を交わしていない選手は、シンシナティ・ベンガルズのディフェンシブエンド(DE)シェマー・スチュワート(全体17位)とデンバー・ブロンコスのコーナーバック(CB)ジャデイ・バロン(全体20位)のみ。スチュワートとベンガルズの契約が行き詰まっている原因も、保証金関連の問題となっている。
【R】