チャージャーズが2025年シーズン用にゴールド&ネイビーのオルタネートユニフォームを発表
2025年07月16日(水) 11:51
2025年シーズン、ロサンゼルス・チャージャーズの装いが新たな進化を遂げる。
現地15日(火)、チャージャーズは新たなユニフォームコレクションを発表。オルタネート仕様のゴールドジャージーに加え、パウダーブルーのパンツ、再構築されたネイビーのオルタネートユニフォームが披露された。
“Charger Power(チャージャー・パワー)”と名付けられたゴールド1色のユニフォームは、チーム史上初となるイエローのジャージーを採用。その名称は、ヘッドコーチ(HC)ドン・コリエルがパス中心の爆発的な攻撃で時代を切り拓いた“Air Coryell(エア・コリエル)”時代に由来する。全身ゴールドの装いには、ゴールドのフェイスマスクを備えたチーム標準のホワイトヘルメットが組み合わされる。
「最高が、またしても更新された」
the best got better. again. pic.twitter.com/Mysqbpwe3A
— Los Angeles Chargers (@chargers) July 15, 2025
チャージャーズのビジネスオペレーション部門代表を務めるA.G.スパノスはチーム公式サイトを通じて次のように語った。
「当時の映像を見ると、観客席はゴールド一色で、大勢のファンが“Charger Power”と書かれたTシャツを着ていた。あれはフランチャイズの歴史の中でも特別な瞬間だった。それを前面に押し出したいと思っていたし、今回はユニークな形で実現できたと思っている」
ゴールドのジャージーはもともと『Nike(ナイキ)』が小売限定の色違いのラインとして展開していたが、ファンの間で高い人気を博したことを受け、チームはこれを新たに3つ目のユニフォームとして採用することを決定。このジャージーは、2020年のユニフォーム刷新時に登場したゴールドのパンツと組み合わせて着用される。
スパノスは「ナイキは2020年版ジャージーのゴールドモデルを小売向けに販売していたが、売れ行きも評判も非常に良かった。実際、わが家では子どもたちのお気に入りだったし、若い世代には特に受けが良い」と述べている。
「このユニフォームはわれわれがオルタネートユニフォームに求めていた要素をほとんど備えていた。過去へのオマージュでありながら、若々しいエネルギーも感じさせる。ラインナップに加えられたことを非常にうれしく思っている」
NFLにおいて、オールゴールドの装いは際立った存在だ。最後に注目を集めたのは、ラムズがセントルイスを本拠地としていた最終シーズンに着用した“Color Rush(カラー・ラッシュ)”仕様の代替ユニフォームであり、チームはロサンゼルス移転後もこれを継続使用していた。
ゴールドの新ジャージーだけでも話題性は十分だが、チャージャーズはそれだけにとどまらなかった。チームは過去に3種のブルーをユニフォームに取り入れてきた歴史があり、2020年の刷新時にはそれらをすべて反映。今回もその流れを踏襲している。新たに披露されたネイビーを基調としたユニフォームは、セーフティ(S)ロドニー・ハリソンがセカンダリーに君臨し、ランニングバック(RB)ラダニアン・トムリンソンがプロフットボール殿堂入りへと歩み始めた時代を彷彿とさせる。
“Super Chargers(スーパー・チャージャーズ)”と名付けられたこの新ユニフォームは、かつてのデザインを現代風に再解釈したものだ。1990年代後半から2000年代初頭にかけて着用されていたものと同様に、ジャージーの肩にあしらわれた稲妻はネイビーの細線とゴールドで縁取られ、ネイビーのパンツにはそれに合わせて直線的な稲妻が走る。背番号には最新フォントが採用され、白字にネイビーとゴールドのストライプで縁取られている。
NFLがヘルメット規定を緩和したことで、チャージャーズはオルタネート仕様の導入に踏み切った。新たに採用されたネイビーヘルメットは、稲妻の下に白い番号が追加された点を除けば、往年のデザインをほぼそのまま再現している。
2025年は、この新ユニフォームを投入するには絶好のタイミングだ。今夏には、当時のチャージャーズを代表する英雄の1人、タイトエンド(TE)アントニオ・ゲイツがプロフットボール殿堂入りを果たす。
「ネイビーが一番のお気に入りだった」とゲイツはコメントしている。
「この新しいバージョンを見た瞬間、これを着ていたらもっとタッチダウンを決めていたかもしれないと思ったよ。このユニフォームは本当に素晴らしい。また着てプレーしたくなるほどだ」
今回の新しいコレクションでは、旧来のネイビーオルタネートは実質的にモダンなスローバックとして刷新され、ロイヤルブルーのオルタネートは姿を消した。その代わりに加わったのが、昼夜問わずSoFiスタジアムで映えるであろうオールゴールドの新ユニフォームだ。
チャージャーズは、シーズン第8週のサーズデイナイトゲームでミネソタ・バイキングスと対戦する際に、このネイビーユニフォームを初披露する。同日はハリソンのチーム殿堂入りセレモニーも行われる予定だ。また、第13週に行われるラスベガス・レイダースとのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)西地区対決もこの装いで挑む。
ゴールドユニフォームは第7週、インディアナポリス・コルツを本拠地に迎える一戦で着用予定。スタジアム全体がゴールド一色に染まるだろう。
「すべてがヒット、ハズレなし」
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