テキサンズへのトレードはイーグルスが「競争者を恐れたから」とDBガードナー・ジョンソン
2025年07月17日(木) 12:33
このオフシーズンにフィラデルフィア・イーグルスはディフェンシブバック(DB)C.J.ガードナー・ジョンソンをヒューストン・テキサンズにトレードした。表向きは財政整理の一環とされているが、本人は別の理由があったと考えている。
ポッドキャスト“The Pivot(ザ・ピボット)”に出演したガードナー・ジョンソンはライアン・クラークから、スーパーボウル制覇に貢献するなど成功を収めたにもかかわらず、なぜフィラデルフィアを去ることになったのかと問われた。
「競争相手を恐れたんだ。シンプルな話さ」とガードナー・ジョンソンは答えた。そして、その真意を問われると、「闘争心のあるやつは、プログラムできない」とつけ加えている。
スタッフから十分な信頼を得られていなかったと感じていたというガードナー・ジョンソンは、物事がうまくいかないときには常に自分が責められていたと語る。シーズン終盤のワシントン・コマンダース戦で退場処分を受けた件や、ポストシーズンの練習中に起きた乱闘騒ぎでも自分が矢面に立たされたと主張した。
「練習中にちょっとしたもめ事があった。オフェンス対ディフェンスの対戦形式で、大したことじゃなかったんだ。でも、原因にされたのは俺だった。たぶん、真剣に競っていたからだろうな。だって、この時間は実戦形式だって言われていたのに、競争するなって? プレーオフ前の調整期間だぞ?」
一方で、以前のチームメートたちは自分の振る舞いに対して問題を感じていなかったとガードナー・ジョンソンは述べている。
「リーダーとして声を上げてほしいと言われる反面、黙っていろとも言われる。だけど、ロッカールームでチームメートともめたことなんて一度もない」
このオフシーズンにジェネラルマネジャー(GM)ハウィー・ローズマンがガードナー・ジョンソンをトレードした際、理由として挙げたのは財政的な事情だった。チームはキャップ内で他の選手との契約をまとめようとしていたとされている。
トレード後、ガードナー・ジョンソンはSNSに動画を投稿し、その中で「俺がいなけりゃ、イーグルスはリングを手にできないだろう」と発言。しかし、後に「撤回する」と表明し、コメントを取り下げた。
「あれはジェイレン・カーターやA.J.ブラウン、レイン・ジョンソンら、あのチームのすべての選手に対する侮辱だった」と語ったガードナー・ジョンソン。
「レインは大ベテランで、こう言ってくれた。“おいC.J.、俺はお前の味方だ。でも、やりすぎたときは助けられないぞ”って。あのときはまさにやりすぎた瞬間だった。彼のキャリアの価値を下げるような発言だった。彼はずっと前から結果を出している。フィリーの仲間には心から謝りたい。俺は彼らに何のわだかまりもない。もし俺抜きであと6つリングを獲ったとしても、それにふさわしい選手たちだと思っている」
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