新しい契約を「急ぐつもりはない」と4年目を迎えるレイブンズDBハミルトン
2025年04月23日(水) 14:03
2年連続でプロボウルに選出されたボルティモア・レイブンズのディフェンシブバック(DB)カイル・ハミルトンは、契約延長が見込まれている。だが、2022年のドラフト1巡目指名選手であるハミルトンは、交渉の進行について焦りを見せていない。
チームの記録によれば、ハミルトンは「当然、これが初めての契約延長になるからそこまで深く考えてはいないし、正直なところ、あまり話もしていない」と現地21日(月)に語ったという。
「今はドラフト関連のことでチームも忙しい。だから、もし話が進めばそれでいいし、オフシーズン中にまとまるなら、それはそれでいい。でも、自分としては急ぐつもりはない」
ハミルトンは4年目のシーズンを迎えるにあたり、リーグ屈指の多才なディフェンシブバックとして地位を確立している。昨シーズンはスロットからセーフティ(S)にポジションを移し、課題となっていたレイブンズのセカンダリーを安定させる役割を果たした。
レイブンズはハミルトンに対し、2026年の5年目オプションを行使する権利を保有しており、2027年にはフランチャイズタグを適用するという選択肢も残されている。
ハミルトンはフットボールに専念するため、可能であればシーズン開幕前に契約問題を解決したい考えを示しているが、現時点ではそれが最優先事項ではないと語っている。
「できればそうしたい。でも、シーズン中はフィールド外のことはあまり気にしないタイプだ」とハミルトンは言う。
「それは高校の頃から変わっていない。もちろん、今は状況がまったく違うけど。とにかくフットボールに集中したい。もしシーズン中に交渉が進むことになっても、それはエージェントの仕事。彼らがしっかり対応してくれると思っている。今はまだ仮定の話だから、その時が来たら考えるつもりだ」
ハミルトンは、契約延長の対象となるレイブンズの複数のベテラン選手の1人だ。チームは現在、ランニングバック(RB)デリック・ヘンリーの去就に対応する必要があり、クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンの契約再構築もいずれ避けて通れない課題と認識している。木曜日に開幕するドラフトを前に、フロントオフィスの関心はロースターの強化に向けられているが、ドラフト終了後は、ハミルトンのように成功を収めた指名選手との長期契約に本格的に取り組むことになるだろう。
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