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パンサーズが全体8位でアリゾナ大学のWRテタイロア・マクミランを指名

2025年04月25日(金) 11:56


カロライナ・パンサーズからドラフト指名を受けたテタイロア・マクミラン【AP Photo/Matt Ludtke】

多くの課題を抱える中、カロライナ・パンサーズのジェネラルマネジャー(GM)ダン・モーガンは若手クオーターバック(QB)を助ける存在を獲得することを決めた。

現地24日(木)、パンサーズがドラフト全体8位でアリゾナ大学のワイドレシーバー(WR)テタイロア・マクミランを指名。マクミランは、ジャクソンビル・ジャガーズが全体2位で二刀流のトラビス・ハンターを獲得した後、2025年NFLドラフトで初めて指名された純粋なレシーバーとなった。

身長約193cm、体重約96kgのマクミランは、2025年ドラフトクラスの中でも特に身体的に恵まれたワイドレシーバーとして際立っていた。優れたリーチとバレーボール選手のような跳躍力を生かして空中でキャッチする能力を併せ持つマクミランは、プロの世界でもレッドゾーンで猛威を振るうと予想されている。また、マクミランは身体を制御する能力や、キャッチ後にタックルを突破して走り抜ける能力も示している。

現時点でまだやや細身のマクミランは、プレッシャーをかけてくるフィジカルなNFLのコーナーバック(CB)に適応しなければならない。また、スピード面で突出しているわけでもなく、2024年の落球が一時的なものであったことを証明する必要もある。

とはいえ、今年のドラフトにおける他のどの候補生よりも、マクミランはナンバー1ターゲットになる能力を示してきた。柔軟な運動能力、広いキャッチ範囲、キャッチ後のプレー能力は、即戦力として活躍する上で大きな強みとなるだろう。さらに、マクミランは大学時代にケガで試合を欠場したことがない。そのため、マクミランは安定感と高いポテンシャルを兼ね備えた候補生だと見なされている。

有望なWR候補が少ないドラフトで、トップレシーバーを獲得することは、現在と未来の両方を見据えた戦略だ。QBブライス・ヤングは武器となる選手をできる限り多く必要としている。マクミランはゼイビア・レゲットと強力なコンビを形成できるタイプのレシーバーであり、このコンビは2025年はもちろん、アダム・シーレンがパンサーズでの在籍期間を終えた後も活躍できるはずだ。

【RA】