ベアーズが全体10位でミシガン大学のTEコルストン・ラブランドを指名
2025年04月25日(金) 12:11
シカゴ・ベアーズがヘッドコーチ(HC)ベン・ジョンソン率いるオフェンスのためにパスキャッチが得意なタイトエンド(TE)を獲得した。
ベアーズは2025年NFLドラフトの全体10位でミシガン大学のコルストン・ラブランドを指名。
ラブランドは殿堂入りした伝説的な元TEマイク・ディトカが指名された1961年以降で、ベアーズから最も高い順位で指名されたタイトエンドとなった。ディトカは全体5位で指名されている。その他にベアーズがドラフト1巡目で獲得したタイトエンドは、2007年ドラフト全体31位で指名されたグレッグ・オルセンだけだ。
滑らかな動きでボールをキャッチする能力を持つラブランドは、ルートで相手を引き離し、クオーターバック(QB)にとって狙いやすいターゲットになることができる。ジョンソンHCがデトロイト・ライオンズに所属していた際に即戦力として活躍したTEサム・ラポルタと同様に、ラブランドもベアーズの攻撃陣にすぐに影響を与えるだろう。
ベアーズはラブランドの獲得によってQBケイレブ・ウィリアムズを中心としたチーム作りを継続している。ウィリアムズはワイドレシーバー(WR)のD.J.ムーア(2018年ドラフト1巡目指名:カロライナ・パンサーズ)やローム・オドゥンゼ(2024年ドラフト1巡目指名:ベアーズ)に加え、新たな1巡目指名選手を手に入れた格好だ。また、ラブランドは、2023年にブレイクアウトを果たすも、昨シーズンに成績を落としたTEコール・ケメットと共にプレーすることになる。
ジョンソンHCはラブランドが加わることで、12パーソネル(タイトエンドを2人起用するフォーメーション)を多用するはずだ。ラブランドはパスキャッチに優れており、ミシガン大学時代はスロットでのプレーが中心だった。運動能力と約198cmの身長を生かし、クオーターバックたちにとってパスを通しやすいターゲットとして活躍していたラブランドは、3シーズンで39試合に出場してキャッチ117回、1,466ヤード、タッチダウン11回を記録している。
ラブランドのフィールド中央での勝負強さは、ムーアやオドゥンゼとの相性が良い。そして、確かなことが1つある。それは、キャリア2年目にジョンソンHCの下で飛躍を目指すウィリアムズには、豊富な武器がそろっているということだ。
【RA】