ライオンズSノリスJr.が無事を報告、「心配いらない」
2025年08月10日(日) 02:18
デトロイト・ライオンズのセーフティー(S)モリス・ノリスJr.が現地時間9日(土)、自身のソーシャルメディアを通じて無事を報告し、関係者やファンからのサポートに感謝を述べた。ノリスJr.は前夜に行われたアトランタ・ファルコンズとのプレシーズンゲーム終盤に負傷し、フィールドから救急車で搬送されていた。
ノリスJr.は感謝の気持ちを綴ったスクリーンショットと聖書の一節を引用してリポストしており、「アーメン、アーメン」と『Instagram(インスタグラム)』のストーリーに記したほか、「心配いらない、俺は大丈夫だ」と添え、安否確認や励ましを寄せた多くの人々への感謝を伝えた。
ノリスJr.は金曜夜の時点で容体は安定しており、20分ほど医療スタッフの処置を受けた後、アトランタ市内の病院に搬送された。
24歳のノリスJr.は第4クオーター残り14分50秒、ファルコンズのランニングバック(RB)ネイト・カーターとの接触プレーで負傷。タックルの際、フェイスマスクがカーターの腹部付近に当たり、その後、頭部が大きくのけぞった。
プレー再開後、ファルコンズのクオーターバック(QB)エモリー・ジョーンズがスナップを切ったが、両チームの選手はライン上で動かず、時計だけが進む状況となった。
ライオンズQBカイル・アレンは「通常ならトレーナーが2、3人出てくるんだけど、担架が出てくるときは良くない兆候」とコメント。
ライオンズが17対19でリードしていた第4クオーター残り6分31秒、レフェリーが「ニューヨークの判断」により試合中止を発表した。
ライオンズのダン・キャンベルHC(ヘッドコーチ)とファルコンズのラヒーム・モリスHCは試合を続行しないことを決断しており、キャンベルHCは「ラヒーム・モリスは本当に紳士である。彼は究極の紳士だ。われわれは、この試合を最後までやり切ることは正しくないという見解で一致した」と明かしている。
フレズノ州立大学出身のノリスJr.はドラフト外ルーキーとしてチームに加わり、昨シーズンは8試合に出場した。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
【C】