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ライオンズ対ファルコンズのプレシーズン戦はモリス・ノリスJr.の負傷により中止

2025年08月09日(土) 16:08

搬送の様子を見守るデトロイト・ライオンズの選手たち【Kevin Sabitus via AP】

デトロイト・ライオンズのセーフティー(S)モリス・ノリスJr.が試合中に負傷したことを受け、現地8日(金)夜に行われたライオンズ対アトランタ・ファルコンズのプレシーズンゲームは中止となった。

ライオンズは声明で、ノリスJr.は全身の感覚と四肢の動きがあり、容体は安定していると発表。24歳のノリスJr.はアトランタのグレイディ記念病院に一晩入院し、経過観察を受けるという。

チームが声明を発行する前の試合後の時点で、ライオンズのヘッドコーチを務めるダン・キャンベルは報道陣に対し、「まず、もちろんモー(モリス)・ノリスのことを祈っている。彼は病院におり、いくつかポジティブな情報も得ている。これ以上は控えるが、このようなことが起きると物事の見方が変わる。とにかくモーのために祈っている」と話していた。

キャンベルHCはさらに、ノリスJr.が会話をし、体を動かしていたことも明かしている。

試合は現地時間21時35分(日本時間10時35分)、試合時間が残り6分19秒の時点で、レフェリーのショーン・ホチュリによるアナウンスをもって公式に中止が決定。中止時点のスコアはライオンズが17対10でリードしていた。

ノリスJr.は頭部から首にかけての部分に衝撃を受け、担架で固定された後、その場で救急車に乗せられた。キャンベルHCはフィールド上で選手たちを集め、その後、ライオンズとファルコンズの選手全員がフィールド中央に集結。第4クオーター残り14分50秒からは時計を流し、ホチュリの中止発表があるまでそれを続けた。

フレズノ州立大学出身のノリスJr.は、2024年春にドラフト外フリーエージェントとしてライオンズと契約。昨シーズンは2試合に出場し、この日の試合では3タックルを記録していた。

【C】