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ドラフト1巡目でスティーラーズに指名されたDTデリック・ハーモンの母が指名直後に逝去

2025年04月26日(土) 08:36


オレゴン大学のデリック・ハーモン【AP Photo/Amanda Loman】

現地24日(木)夜、ピッツバーグ・スティーラーズがドラフト1巡目(全体21位)でオレゴン大学のディフェンシブタックル(DT)デリック・ハーモンを指名した直後、ハーモンの母ティファニー・セインさんが亡くなった。

ハーモンはドラフト指名を受けた後、生命維持装置につながれている母親に会うため、デトロイト近郊の病院を訪れる予定だと明かしていた。セインさんは近年、脳卒中に見舞われ、複数回にわたって脳外科手術を受けていた。21歳のハーモンはミシガン州立大学からオレゴン大学へと移る過程で、母親の存在が前に進む原動力になったと語っている。

スティーラーズ社長のアート・ルーニー二世はチームに加わったばかりのスター選手に対し、哀悼の意を伝えた。

ルーニー二世は声明で「NFLドラフト1巡目でデリックを指名できたことをうれしく思っているが、彼の母ティファニー・セインさんの訃報に接し、私たちの心は重く沈んでいる」と述べ、「深い悲しみと向き合うデリックとその家族を、できる限りの方法でサポートしていくつもりだ。こうした時期に、デリックがこの組織や世界中のスティーラーズファンからの愛と支えの中で、安らぎを見出してくれることを願っている」と続けている。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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