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ライオンズがDEハッチンソンとWRウィリアムズの5年目オプションを行使

2025年04月26日(土) 09:06


デトロイト・ライオンズのエイダン・ハッチンソン【Cooper Neill via AP】

予想されていた通り、デトロイト・ライオンズが攻守両面の主力選手を2026年シーズン末まで確保した。

現地25日(金)、ライオンズがディフェンシブエンド(DE)エイダン・ハッチンソンとワイドレシーバー(WR)ジェイムソン・ウィリアムズの5年目オプションを行使したと発表。この動きにより、2022年ドラフト1巡目で指名された2人は少なくともあと2シーズン、契約を結んだ状態となる。

各チームは2022年NFLドラフト1巡目で指名した選手の5年目オプションを行使する場合、5月1日(木)までに済ませる必要がある。

ハッチンソンはライオンズの発展に大きく貢献してきた。2022年ドラフト全体2位指名を受けたハッチンソンは、ルーキーシーズンから頭角を現し、サック9.5回、インターセプト3回を記録。ディフェンス部門年間最優秀新人賞の投票ではニューヨーク・ジェッツのコーナーバック(CB)ソース・ガードナーに次ぐ2位につけた。

2年目にはキャリアハイとなる11.5回のサックを記録し、ライオンズが30年ぶりにNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区を制覇するのに貢献。ライオンズは2024年シーズンも好調を維持したが、ハッチンソンは3年目に脛骨を骨折し、10月14日にシーズン終了を意味する手術を受けることを余儀なくされた。

2022年、ライオンズはハッチンソンを指名した直後にトレードで1巡目指名権を獲得し、全体12位でウィリアムズを指名した。アラバマ大学での最終学年終盤にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したウィリアムズがまだ回復を目指している段階だったことを踏まえると、それはリスクを伴う選択だったが、俊足のウィリアムズは2024年に真のポテンシャルを存分に発揮している。

ウィリアムズは3年目のシーズンにキャッチ58回、1,001ヤード、タッチダウン7回を記録。リーグトップの得点力を誇るオフェンスで、重要なダウンフィールドの脅威となった。

ハッチンソンとウィリアムズは、2021年に就任したジェネラルマネジャー(GM)ブラッド・ホームズが素晴らしい指名を行ったことをはっきり示す例だと言えよう。金曜日の発表は、ライオンズが信頼できる体制の下で運営されていることを再認識させるものとなった。

【RA】