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QBシェドゥーア・サンダースへのいたずら電話、犯人はファルコンズDCアルブリッチの息子

2025年04月28日(月) 12:16


コロラド大学のシェドゥーア・サンダース【AP Photo/George Walker IV, File】

アトランタ・ファルコンズが現地27日(日)に声明を発行し、金曜日にコロラド大学のクオーターバック(QB)シェドゥーア・サンダースにいたずら電話をかけたのは “偶然に電話番号を見つけた”守備コーディネーター(DC)ジェフ・アルブリッチの息子、ジャックス・アルブリッチだったと明かした。

ファルコンズの声明には「守備コーディネーター、ジェフ・アルブリッチの息子である21歳のジャックスが、その週に両親宅を訪ねた際、開いていたiPadから偶然にシェドゥーア・サンダースのドラフト用電話番号を見つけ、それを書きとめ、後にいたずら電話をかけた」とある。

「ジェフ・アルブリッチはデータの流出、ならびにいかなるいたずら行為についても関知しておらず、実際の行為の後に、そういったものに気づいた」

「アトランタ・ファルコンズがこの行為を容認することはなく、シェドゥーア・サンダースとご家族の方々に深くお詫び申し上げる。われわれは彼らに連絡を取り、謝罪しており、ジャックスからサンダース家にも直接謝罪できるよう手配している」

「また、NFLとも連絡を取っており、今後もNFLリーグオフィスからの問い合わせには全面的に協力していく」

「われわれは全プロトコルを徹底的に再検討しており、今回のような件の再発を防ぐべく、必要であればアップデートを実施する」

ジャックス・アルブリッチは日曜日に、サンダースに対する謝罪を公の場に投稿しており、それに先立った電話に応答してくれたことにも感謝を伝えている。

ジャックス・アルブリッチはソーシャルメディア上の投稿で次のように述べた。

「金曜日の夜、俺はとんでもない間違いを犯しました。シェドゥーア、俺のやったことはまったく許されない、当惑させる、恥ずべきことでした。あなたの大切な瞬間を台無しにしてしまい、本当に申し訳ありません。自分勝手で、子どもじみていました。俺はあなたがどんな気持ちで、人生で最高の瞬間の一つを祝おうとしていたかを想像することもできず、ひどい間違いを犯し、その瞬間を台無しにしてしまいました。今日、俺からの電話に出てくれてありがとう。あなたの心の中で、俺を許してくれることを願っています」

ドラフト3日目にクリーブランド・ブラウンズがサンダースを指名する前、2日目にサンダースがニューオーリンズ・セインツのジェネラルマネジャー(GM)を騙る電話に応じる様子を収めた動画がソーシャルメディアに投稿された。

「長く待っているな」とサンダースに話しかけてきた電話の主は「この次の指名順で君を指名するつもりだ。だけど、もう少し待たせることになる。申し訳ない」と話している。

一方的に電話を切られて困惑した様子のサンダースは「どういう意味?」とつぶやいていた。

土曜日にドラフト5巡目でブラウンズから指名されたことで、サンダースの予想外なドラフト順の滑落がストップした。

土曜日に行われたブラウンズの記者会見でいたずら電話について尋ねられた際、サンダースは「実際のところ、別に影響はない」と答えている。

「とにかく、ネガティブなことは気にしないっていうか、そういうことには踏み込まないからね。ディオン(サンダース)Jr.のWell Off(Well Off Media/ウェル・オフ・メディア)ってYouTubeの動画を見たでしょ。俺としては、どうしようもないことなんて気にしない。もちろん、ガキみたいなやつだなとは思うよ。子どもじみたことだったけど、そういうことをやる人はどこにでもいる」

元ニューヨーク・ジェッツ暫定ヘッドコーチ(HC)のジェフ・アルブリッチは、アトランタでの初年度を迎えているところだった。

リーグは日曜日に声明を出し「われわれはファルコンズと連絡を取り、この件について調査している」と述べた。

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