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バイキングスがLBバン・ギンケルと1年32億円の契約延長へ

2025年04月30日(水) 08:32


ミネソタ・バイキングスのアンドリュー・バン・ギンケル【Sean Ryan via AP】

長髪が印象的で積極的なプレーが持ち味のラインバッカー(LB)が2025年以降もミネソタ・バイキングスにとどまることになった。

バイキングスがプロボウル選出経験を誇るアンドリュー・バン・ギンケルと1年2,300万ドル(約32億7,132万円)の契約延長に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが報道。その後、バイキングスが正式に契約延長を発表した。

バン・ギンケルは2024年に結んだ2年2,000万ドル(約28億4,450万円)の現行契約により、2025年シーズン末までチームに在籍することになっていたが、その後の保証はなかった。バン・ギンケルがキャリア最高のシーズンを過ごしたことを受け、バイキングスは大幅な昇給を伴う契約延長という形で報いることを決断している。

昨シーズン、バン・ギンケルは昇給に値する活躍を見せた。マイアミ・ドルフィンズで5シーズンを過ごした後、ミネソタに移ったバン・ギンケルはバイキングスのディフェンスにすんなりと適応し、ビッグプレーを決めるセンスを随所で発揮。2回のインターセプトをいずれもタッチダウンに結びつけ、シーズン第18週に敗れたデトロイト・ライオンズ戦では3回目のインターセプトを決める寸前の場面もあった。シーズンを通して、キャリアハイとなる79回のタックル、サック11.5回、インターセプト2回という成績を残したバン・ギンケルは、あらゆる場面で活躍し、契約以上の価値を証明した。

バイキングスはバン・ギンケルに昨季と同様のパフォーマンスを再現させ、2026年に高額な契約延長を提示する代わりに、現時点で契約をまとめることでさらにもう1年、確実な戦力を維持することを選んだ。2024年シーズンを14勝3敗で終え、再び上位争いを狙うチームにとっては、賢明な判断と言えるだろう。

【RA】