元レイダースWRレンフロウ、自己免疫疾患による1年間の休養を経てパンサーズに加入
2025年05月01日(木) 09:48
ラスベガス・レイダースで活躍し、プロボウルに選出されたこともあるワイドレシーバー(WR)ハンター・レンフロウは2024年に、潰瘍性大腸炎と診断されたことを受けて治療に専念するためにフットボールから離れて過ごしていた。この自己免疫疾患は体重減少や疲労、発熱などの症状を引き起こすものだ。
週末にカロライナ・パンサーズと契約を交わした後、レンフロウはチーム公式サイトに対して「かなりひどい目に遭った」と明かしている。
「去年は体重が大きく変動して、150ポンド(約68kg)まで落ちた。7日間連続で103度(摂氏約39度)の熱が出たこともあった。体調が悪いとプレーするのは大変だ」
レイダースでスロットレシーバーとして活躍していたレンフロウは、今オフシーズンにフットボールフィールドに復帰。現在の体重は187ポンド(約85kg)だとし、パンサーズでは185ポンド(約84kg)でプレーすることを目指していると語っている。
「とにかく元の状態に戻ろうとしている。健康を取り戻して、自分が大好きなことをやろうとしているだけだ」とレンフロウはコメント。
「人生の他の部分も楽しんでいた。2人目の娘が生まれたから、その時間を大切にしていたし、復帰して、全身全霊で取り組むべきことに自分の時間と集中力を注ぐのかどうかを確かめたいと思っていた」
昨年、ワイドレシーバーを必要としているチームが話題に上るたびにレンフロウの名前は挙がっていた。なぜその話が進展しなかったのか、今ならその理由が分かる。
クレムソン大学出身のレンフロウは、2025年ドラフト1巡目指名を受けたテタイロア・マクミランや2024年ドラフト1巡目指名を受けたゼイビア・レゲットの他にアダム・シーレン、ジェイレン・コーカー、2025年ドラフト6巡目指名を受けたジミー・ホーンJr.、ベテランのデビッド・ムーアなどを擁するパンサーズWR陣に加わった。
レイダースでの5シーズンでキャッチ269回、2,884ヤード、タッチダウン17回を記録してきたレンフロウは、ロースター入りを果たすために競争しなければならない。
「変な感覚だ。体調が良いときがあることに感謝するようになるんだ」と語ったレンフロウは「これまで与えられてきた機会に対して感謝するようになるし、試合に出てパフォーマンスを発揮する能力に恵まれたと感じたら、その機会を無駄にしたくないと思うようになる。それが、復帰してまたプレーしたいと思った理由の1つだ」と続けた。
【RA】