ニュース

ジェッツの2年目QBトラビス、医療専門家との相談を経て引退を表明

2025年05月01日(木) 10:21


ニューヨーク・ジェッツのジョーダン・トラビス【Perry Knotts via AP】

ニューヨーク・ジェッツのクオーターバック(QB)ジョーダン・トラビスのNFLキャリアが本格的に始まる前に終了した。

24歳のトラビスは医師の助言を受けて引退の意向をチームに伝えている。フロリダ州立大学時代に深刻な脚のケガに見舞われたトラビスは、2024年NFLドラフトの5巡目で指名されたものの、試合には一度も出場していない。

トラビスはチームを通じて発表した声明で「2023年11月18日、俺の人生は予期せぬ方向に進んだ。全力を尽くしてリハビリに取り組んできたけど、あらゆる努力をしたにもかかわらず、脚が期待通りに回復することはなかった。何度も祈り、何度も医師や医療専門家、代理人と相談した末に、心から愛するゲームから引退するよう医師から助言された」と述べている。

リーグのトランザクションワイヤによると、トラビスはリザーブ/引退リストに登録されたという。

トラビスは無敗のフロリダ州立大学がノースアラバマ大学と対戦した2023年11月18日に左脚に重傷を負い、それが大学時代最後の試合となった。それでも、トラビスはハイズマントロフィーの投票で5位にランクインしている。

ジェッツは、負傷していなければ1日目、または少なくとも2日目に指名されていたであろうトラビスを獲得するためにトレードを行い、5巡目で指名した。トラビスは時間をかけてリハビリすることでケガを克服し、控え選手として、あるいは将来のスターター候補として成長することが期待されていたが、その希望は今では消え去っている。

ジェネラルマネジャー(GM)ダレン・ムージーは声明で「ジョーダンはフロリダ州立大学在学中に見舞われたケガを理由に引退する意向を表明した」と述べ、「彼が懸命に努力したにもかかわらず、フィールドに戻ることができなかったのは残念だ。われわれは彼の決断を支持し、今後の幸運を祈っている」と続けた。

【RA】