ブラウンズLBオウスコラモーア、首のケガで2025年シーズン絶望
2025年05月13日(火) 12:30
ラインバッカー(LB)ジェレマイア・オウスコラモーアの2025年シーズンが正式に終了した。
クリーブランド・ブラウンズが現地12日(月)にオウスコラモーアをリザーブ/PUP(故障者)リストに登録。これにより、オウスコラモーアは2025年シーズンの全試合を欠場することになった。
オウスコラモーアは昨シーズン第8週にブラウンズがボルティモア・レイブンズに勝利した試合で深刻な首のケガに見舞われて以来、試合に出場してない。オウスコラモーアは負傷後、バックボードで固定され、カートに乗せられた状態でフィールドからロッカールームへ向かい、一晩の入院も余儀なくされた。
ブラウンズのジェネラルマネジャー(GM)アンドリュー・ベリーは月曜日に発表した声明で「ジェレマイアの健康は私たちにとって最も重要であり、回復に向けて進展が見られていたが、2025年シーズンはリザーブ/PUPに登録することを決定した。これは2025年シーズンに彼がフットボールの試合に出場しないことを意味する」と述べている。
「ジェレマイアはチームの全面的なサポートを受けており、今年フィールドに戻ることはないものの、引き続き組織の一員であり続けてくれることを期待している」
「現時点ではジェレマイアのフットボールに関する将来について予測はしない。だが、彼は良好な状態であり、今後も世界最高クラスの医療専門家から助言を受けながら進歩と回復を続けていくとお伝えしておく」
2021年ドラフト2巡目指名を受けたオウスコラモーアは、驚異的な運動能力と多才さを兼ね備えたラインバッカーとしてすべてのダウンで活躍できることを証明し、2023年にはキャリアで初めてプロボウルに選出された。2020年にベリーGMが就任して以来、ブラウンズがドラフトでこのポジションに目立った投資をしたのは、オウスコラモーアを指名したときだけだった。
ブラウンズはオウスコラモーアの現状と長期的な見通しについて口を閉ざし続けており、2025年ドラフトの全体33位でカリフォルニア大学ロサンゼルス校出身のLBカーソン・シュヴェジンガーを指名したのは、その才能を評価した結果であり、オウスコラモーアの状況とは関係ないと強調している。しかし、これらの事柄がまったくの無関係というわけではないだろう。
月曜日にブラウンズが下した決断は、たとえ復帰できたとしても、オウスコラモーアがフィールドに戻るまでにはまだ長い道のりが残されていることを示唆している。短期的にはシュヴェジンガーがその穴を埋めることになるはずだが、2025年以降のオウスコラモーアの将来については、まだ多くの不確定要素が残されている。
オウスコラモーアは月曜日に発表した声明で「ブラウンズ組織の全面的なサポートと、回復を導いてくれている世界最高レベルの医師たちに感謝している」と語り、こう続けた。
「今シーズンはプレーしないが、自分にできること――回復、マインドセット、信念――に集中している。身体は休むかもしれないが、使命が止まることは決してない。このゲームに心を捧げてきた。これからどうなるかは分からないけど、医療チームを信じ、地域社会に貢献し、フィールドの仲間たちを支え続けていく」
【RA】