TEブレント・ジョーンズが49ers殿堂入り、通算33人目のメンバーに
2025年05月20日(火) 10:29
1980年代のサンフランシスコ・49ers王朝を支えた、最も信頼される一方で過小評価されてきた選手のひとり、タイトエンド(TE)ブレント・ジョーンズがついにその功績を認められることになった。
現地19日(月)、スーパーボウル制覇3回、プロボウル選出4回を誇るジョーンズが、通算33人目のメンバーとして49ersの殿堂に加わることが決まったとチームが発表した。
「ジェド(ヨーク/CEO)からの電話を受けたときは、本当に感極まった。一生忘れられない出来事だ」と、ジョーンズは声明で語った。
「サンフランシスコ・49ers殿堂という、プロスポーツ界屈指の名門フランチャイズを築いたレジェンドたちの仲間入りを果たすことは、私の人生で最大の栄誉だ。私を育て、フィールドの内外で成功する機会を与えてくれたコーチやチームメイトたちに心から感謝している」
1986年のNFLドラフトでピッツバーグ・スティーラーズから5巡目指名を受けたジョーンズだが、実際にプレーしたのは49ersのみ。ルーキーシーズンの終了とともにスティーラーズからカットされたジョーンズは、ヘッドコーチ(HC)ビル・ウォルシュのウエストコーストオフェンスで才能を開花させた。1992年から1995年にかけては4年連続でプロボウルに選出されている。
1987年から1997年にかけてオールスターレベルのタイトエンドとして活躍したジョーンズは、通算143試合に出場し、そのうち126試合で先発を務めた。レシーブ497回、5,195ヤード、タッチダウン33回を記録している。シンシナティ・ベンガルズを下した第23回スーパーボウル、デンバー・ブロンコスに勝利した第24回スーパーボウル、そしてサンディエゴ・チャージャーズとの第29回スーパーボウルと、49ersの3度のロンバルディトロフィー獲得に貢献している。
サンタクララ大学で活躍し、カレッジフットボールの殿堂メンバーでもあるジョーンズは、49ersの一員として通算21試合のポストシーズンゲームに出場した。
殿堂入りを果たすことで、ジョーンズはかつてのチームメイト──49ersおよびNFL史に名を刻む偉大な選手たち──と再び肩を並べることになる。そこには、クオーターバック(QB)のジョー・モンタナとスティーブ・ヤング、ランニングバック(RB)ロジャー・クレイグ、ワイドレシーバー(WR)のジェリー・ライスとジョン・テイラー、そしてセーフティ(S)ロニー・ロットといった面々が名を連ねている。
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