契約延長の可能性に“良い感触”を持つラムズRBウィリアムズ
2025年05月21日(水) 14:30
来週に始まる自主参加のOTA(チーム合同練習)を前に、ロサンゼルス・ラムズのランニングバック(RB)カイレン・ウィリアムズは依然として契約延長を待っている状況だ。
ウィリアムズは最近、イートン火災で被害を受けた子どもたちに新しい靴を配布するチャリティーイベントで『Los Angeles Times(ロサンゼルス・タイムズ)』のゲイリー・クラインのインタビューに応じ、契約延長の可能性について“良い感触”を持っていると語った。
「いずれ実現すると分かっている」とウィリアムズは話している。
新人契約の最終年を迎えているウィリアムズは、基本給として534万6,000ドル(約7億6,808万円)を受け取る予定だ。2022年ドラフト5巡目指名を受けたウィリアムズは、最初の3シーズンで合計274万8,000ドル(約3億9,481万円)を稼いできたが、ラムズで発揮している価値と比べると、その金額はごくわずかだと言える。
ウィリアムズは過去2シーズンで連続して1,100ランヤード以上を記録しており、通算で26回のタッチダウンを挙げてきた。
現時点で疑問となっているのは、ウィリアムズが新契約を結んでいない状態でチーム合同練習や6月に行われる参加必須のミニキャンプに参加するかどうかだ。
ウィリアムズは今オフシーズンに契約がまとまらない可能性について議論することに前向きではなく、次のようにコメントしている。
「契約がまとまって、家族や自分をここまで支えてくれた大切な人たちの面倒を見られるようになれば最高だ。俺はいつも神を信じている。今すぐ実現するか、シーズンが終わってからなのかは分からないけど、最終的には実現すると信じている。時が経てば分かるさ。俺はただ、必ず自分が望む結果になるように、自分がやるべきことを毎日しっかりやっていくだけだと思っている」
ラムズは2018年にトッド・ガーリーと高額契約を結んで以来、ランニングバックに大金を投じていない。その契約は、最終的にチームにとって深刻な問題となり、ウィリアムズの契約交渉にも影響を及ぼす可能性がある。ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイは先月、金銭的なギャップを埋めるのは難しいとしつつも、ウィリアムズを人間としても選手としても高く評価していると述べた。
ラムズは過去2年のドラフトでいずれもランニングバックを指名しており、2024年は3巡目でブレイク・コラムを、今年は4巡目でジャーケズ・ハンタージャルケス・ハンターを獲得した。
現時点で、ウィリアムズは経済的な安定をもたらす新契約を辛抱強く待っている。
24歳のウィリアムズは「俺の唯一の目的は、ずっと成長し続けて、毎日、楽しみながら上達できる部分を探すことだ」と語った。
【RA】