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ベンガルズ、RBバーナードが膝負傷で離脱

2016年11月21日(月) 14:19

シンシナティ・ベンガルズのジョバニ・バーナード【AP Photo/Gary Landers】

シンシナティ・ベンガルズのランニングバック(RB)ジョバニ・バーナードが現地20日(日)に行われたバッファロー・ビルズ戦で悲運に遭った。

ベンガルズにとってオールプロのワイドレシーバー(WR)A.J.グリーンのハムストリング損傷による離脱だけでも十分ではあったが、チームの主軸であるテールバック(TB)バーナードもまた、膝十字靭帯(じんたい)損傷で離脱を余儀なくされたことが分かった。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じたもの。

今後、手術を行う予定のバーナードが2016年シーズン中にフィールドに戻ってくることはないだろう。

2015年にはキャリアベストのキャリー平均4.7ヤードを記録してAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)最高峰のRBとして認められたバーナードであったが、今シーズンは10試合を通して平均3.7ヤードとベンガルズの非力な攻撃陣の中でも存在感を発揮できていない。

成績自体は下降気味だが、バーナードはまだクオーターバック(QB)アンディー・ダルトンの空中戦において重要なポジションを担っている。今シーズン、全RBの中でもバーナードはレシーブ数(39)、レシーブヤード(336)の項目でトップ10入りしている。2013年ドラフト2巡目でNFLの世界に飛び込んで以来、バーナードはリーグ最高クラスのパスキャッチングRBとして君臨してきた。

ワイドレシーバー(WR)のマービン・ジョーンズやモハメド・サヌーがチームを離れた後、バーナードはパスゲームの中でしばしば、負傷中のグリーンに代わる第2、第3のオプションとして見られてきた。

彼もまた戦線を離脱した今、パスゲームではRBレックス・バークヘッドにスナップを受ける機会が増え、ジェレミー・ヒルにはランの負担がより大きくなることは間違いない。

3勝6敗1分のベンガルズはシーズン残り6週間で、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区1位のボルティモア・レイブンスと2度、ピッツバーグ・スティーラーズと1度、対戦することになっている。もし、この地区のプレーオフ争いで生き残ろうとするのであれば、バークヘッド、新人タイラー・ボイド、ブランドン・ラフェルらがキャリアベストの記録を打ち立てる活躍を望むしかベンガルズに道はない。