ニュース

トレードがうわさされるドルフィンズTEスミス、チーム残留を強く希望と代理人が明かす

2025年06月03日(火) 18:52


マイアミ・ドルフィンズのジョンヌ・スミス【AP Photo/Maria Lysaker】

マイアミ・ドルフィンズのタイトエンド(TE)ジョンヌ・スミスは、2024年シーズンの活躍を受けて新契約を狙うなか、トレードのうわさの的となっている。

スミスの代理人を務めるドリュー・ローゼンハウスは、マイアミのテレビ局『WSVN-7』の週間コーナーで、この件について質問を受けた。

『Miami Herald(マイアミ・ヘラルド)』が報じたところによれば、ローゼンハウスは「クライアントであるジョンヌについて言えるのは、彼がマイアミに残りたいと強く望んでいるということだ」と語ったという。

「それが彼にとって第一の希望だ。オフシーズンもここマイアミで過ごしている。昨シーズンは記録的な活躍を見せ、ドルフィンズのタイトエンドとして史上最高のシーズンをマークした。レシーブ数、レシービングヤード、タッチダウンのいずれもチーム記録を塗り替え、チームで唯一のプロボウル選出選手にもなった。彼はこのチームにとって非常に価値の高い存在だ。彼はフロリダインターナショナル大学(FIU)の出身で、ドルフィンズは子どもの頃から憧れていたチームだ」

「うまく話がまとまって、彼がマイアミに残れることを願っている」

スミスが望んでいるのは、ドルフィンズとの新契約がまとまることだ。スミスは2024年に2年総額840万ドル(約12億229万円)の契約を結んでおり、2025年の基本給は349万ドル(約4億9,952万円)、キャップヒットは464万ドル(約6億6,412万円)となっている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは先週、『The Pat McAfee Show(ザ・パット・マカフィー・ショー)』に出演した際、スミスはドルフィンズに残るにあたって「もっと多くの金額」を望んでいると指摘した。さらにラポポートは、プロボウルに選出されたシーズンを終えたばかりのスミスが「かなりの額」を求めているとつけ加えている。

キャップスペースに余裕のないドルフィンズにとって、スミスに十分な報酬を支払うのは難しい状況にあり、これがトレードのうわさにつながっている。とはいえ、間近に迫ると見られるコーナーバック(CB)ジャレン・ラムジーのトレードによって、スミスへの資金を捻出できる可能性もある。

スミスはヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエル体制の初年度でレシーブ88回、884ヤード、タッチダウン8回を記録。チーム内ではレシーブ数とタッチダウン数でトップ、レシービングヤードでは2位の成績を残した。

ドルフィンズとしては、控えのいないオフェンスポジションにおいて、実績のあるキープレーヤーを失いたくないのは当然だ。最終的には、スミスが報酬アップを求めてチームに揺さぶりをかけるために、罰金のリスクを承知でトレーニングキャンプを欠席する意思があるかどうかが焦点となる。

【R】