自身のOTA参加が「違いを生む」と語るバイキングスWRジェファーソン
2025年06月04日(水) 11:09
ミネソタ・バイキングスのスターワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソンは、多忙なオフシーズンを過ごしている。マイアミで開催されたF1レースやニューヨークでのメットガラをはじめ、さまざまなイベントに参加してきたが、今週の自主参加型のチーム合同練習(OTA)にはしっかりと姿を見せている。
昨年、ジェファーソンは4年総額1億4,000万ドル(約201億3,340万円)の契約延長交渉のためにOTAを欠席。その経験から、自身の不在がチームに及ぼす影響の大きさを痛感することになった。このオフシーズンは、より積極的なリーダーになろうとしている。
『Minnesota Star Tribune(ミネソタ・スター・トリビューン)』が報じたところによれば、ジェファーソンは「このチームに対して、それなりの影響力が自分にはあると思っている」と現地2日(月)に語ったという。
「励ましの言葉をかけたり、士気を高める発言をしたり、ハドルの中心に立つだけでも、それが違いを生む。ここにいるだけで意味があるんだ」
この時期の練習を欠席したことが、ジェファーソンの成績に影響を及ぼすことはなかった。昨季は103回のレシーブで1,533ヤード、タッチダウン10回を記録し、5年連続で1,000ヤード超えを達成している。たが、新人クオーターバック(QB)J.J.マッカーシーが先発に就く今季、ジェファーソンはオフシーズンのワークアウトに参加することがチームの好スタートには欠かせないと考えている。25歳のジェファーソンは、マッカーシーを含むチームメートたちとフィールド外でも時間を共にしている。
「チームとしっかり絆を深めて、つながりを築くための時間を少しでも多く持てること、そしてもちろん、クオーターバックとのレップスを積むことは大きな違いを生む」とジェファーソンは言う。
ヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルも、ジェファーソンのOTA参加がチーム全体を突き動かしていると語る。
「彼のように、自分の分野で世界のトップに立つ選手が、5月や6月から限界まで自分を追い込んでいる。そういう姿を見たら、私たちも同じようにやらないわけにはいかない」とオコンネルHCは話している。
「その存在は計り知れない。彼は組織全体にエネルギーをもたらしてくれる。戻ってきた彼からは、明確な目的意識と覚悟が感じられる」
スーパーボウル進出を狙える陣容をそろえるバイキングスにとって、最大の未知数はマッカーシーのパフォーマンスと言えよう。ジェファーソンはルーキーQBがスムーズにNFLに適応できるよう全力でサポートする構えだ。
【R】