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ウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーのトロフィーのモデルとなった元パッカーズOLライトが82歳で死去

2025年06月04日(水) 11:54


スティーブ・ライト【Scott Boehm via AP】

現地3日(火)、グリーンベイ・パッカーズの元オフェンシブラインマンであり、現在のウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーのトロフィーのモデルとして知られるスティーブ・ライトが、日曜日に82歳で死去したことをチームが発表した。

ライトは1964年から1967年にかけて、プロフットボール殿堂入りを果たしている名将ビンス・ロンバルディの下、パッカーズでキャリアをスタートさせた。チームが1965年からNFL選手権1回とスーパーボウル2連覇を含む3年連続のNFLタイトルを獲得した時期に、ライトは通算56試合に出場し、そのうち13試合で先発を務めた。

現役最後の5年間は、ニューヨーク・ジャイアンツ、ワシントン、シカゴ・ベアーズ、セントルイス・カーディナルスの4チームを渡り歩いている。

パッカーズの公式サイトによると、ジャイアンツがライトを“The Gladiator(ザ・グラディエーター)”と呼ばれる彫刻のモデルとして推薦したことがきっかけで、彼は思わぬ形でリーグの歴史に名を刻むことになった。

1969年に設立された“The Gladiator Award(グラディエーター賞)”の受賞者は、ヘルメットとケープを身にまとったライトを模した像を授与され、初代受賞者はパッカーズの殿堂入りクオーターバック(QB)バート・スターだった。

この賞は1970年にNFLマン・オブ・ザ・イヤーへと改称され、1999年には故シカゴ・ベアーズのランニングバック(RB)ウォルター・ペイトンを称えて、ウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーとなった。

NFLで最も権威ある賞とされるこの賞は、フィールド上での活躍に加え、模範的な社会貢献活動を行った選手を称えるものだ。

ジャクソンビル・ジャガーズのディフェンシブラインマン(DL)アリク・アームステッドが、2024年のウォルター・ペイトンNFLマン・オブ・ザ・イヤーを受賞している。

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