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今季はWRフラワーズに「もっとボールを持たせるべき」とレイブンズOCモンケン

2025年06月05日(木) 10:14


ボルティモア・レイブンズのゼイ・フラワーズ【AP Photo/Ed Zurga】

ボルティモア・レイブンズのワイドレシーバー(WR)ゼイ・フラワーズは、キャリア初となる1,000ヤード超えのシーズンを終えたばかりだが、チームはその数字がさらに跳ね上がることを望んでいる。

フラワーズは昨季、74回のキャッチで1,059ヤードとタッチダウン4回を記録したが、膝の負傷によりポストシーズンを欠場している。レイブンズの攻撃コーディネーター(OC)トッド・モンケンは、2025年にはこの俊敏なワイドレシーバーにさらに多くボールを託したいと考えている。

現地3日(火)、モンケンOCは「彼にもっとボールを持たせるべきだ」と記者団に語った。

「それに尽きる。問題は、同じような才能を持った選手がチームにたくさんいることだ。彼はとにかく信じられないほど優れたフットボール選手だ。アウトサイドレシーバーとして卓越したルートランスキルを持ち、なおかつボールを持ってからのプレーも驚異的。実質的に2つのポジションを担える選手と言っていい」

「彼にはさまざまな形でボールを渡せる。だからこそ、彼のターゲット数も自然と増やしていける。彼はいわゆるボリュームキャッチ型の選手で、トリック系のスクリーンプレーでも、フィールドの奥を狙うロングパスでも使える。だから、安定感という意味でもう一段ステップアップしてくれることを期待している」

ランファーストのチームにおいて課題となるのは、昨季116回だったフラワーズのターゲット数をどこまで増やせるかという点だ。2024年におけるフラワーズのターゲット数はNFL全体で23位。テリー・マクローリン(117回)やカルビン・リドリー(120回)に次ぐ数字となっている。さらに、レイブンズはこのオフシーズンにディアンドレ・ホプキンスを獲得し、ラショッド・ベイトマン、マーク・アンドリュース、アイザイア・ライクリーといったパスキャッチャー陣も控えている。

一方、プレーオフ2試合を欠場する原因となった膝の状態について、フラワーズ本人は問題ないと明言している。

「膝の状態は完璧だ」とフラワーズはコメント。

「100%のコンディションだし、もうシーズンに向けて準備はできている。制限は何もない。万全だ」

健康を維持できれば、24歳のフラワーズは、2026年の契約延長交渉を見据える3年目のシーズンで大きな飛躍を遂げる可能性がある。

【R】