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パッカーズが7シーズンを共にしたCBジャイア・アレクサンダーを放出

2025年06月10日(火) 10:00


ジャイア・アレクサンダー【AP Photo/Jeffrey Phelps】

グリーンベイで展開していたジャイア・アレクサンダーの物語に終わりが訪れた。

現地9日(月)、グリーンベイ・パッカーズがベテランコーナーバック(CB)であるアレクサンダーの放出を発表している。

アレクサンダーのリリースを最初に報じたのは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートだった。

今回の決断に至る前、2度のプロボウラーであるアレクサンダーについては数カ月にわたって不確かな状況が続いていた。

パッカーズのジェネラルマネジャー(GM)であるブライアン・グーテクンストは声明の中で「パッカーズで過ごした7シーズンの間に、ジャイアはNFLで最も困難なポジションの一つにおいて、このゲームでもトップクラスの選手としての存在を確立した。われわれの組織に対する彼の貢献は、フィールドでも、ロッカールームでも、われわれのコミュニティの中でも感じられ、彼がいないと寂しくなるだろう。彼が与えてくれたすべてに感謝し、今後の幸運を祈っている」と述べた。

今オフシーズンに入ってから、トレードかリリースかはともあれ、パッカーズがアレクサンダーと別の道を歩むことは、すでに確定事項として見られていた。2025年NFLドラフトの期間中にトレードパートナーが見つからなかったことから、両サイドは解決策を模索。パッカーズは元1巡目指名のアレクサンダーにペイカットを経てのチーム残留をオファーしたと報じられている。最終的に、アレクサンダーは契約の再構築を拒否し、今後はフリーエージェントとなる。

現地火曜日にパッカーズが参加必須のミニキャンプを開始するタイミングでのリリースだった。

パッカーズ社長のマーク・マーフィーは月曜日、『WBAY』のデイブ・シュローダーに、アレクサンダーのリリースはつまるところ、欠場に起因するとコメント。

「最初に言っておきたいが、彼はわれわれにとって素晴らしい選手だった」と話したマーフィー社長はこう続けている。

「もちろんトップクラスの才能だったが、残念なことにケガが多かった。それがこのゲームにおいて大きな要素であることは不運だった」

過去2年にCB1であるアレクサンダーのいない状態でプレーすることを何度も強いられたことから、アレクサンダー放出に伴って空く穴を埋めることについては自信があるとマーフィー社長は語った。

「全く問題ない。キーショーン・ニクソンがいるし、彼はドラフト外で入りながら、オールプロのリターナーでもある。現実として、過去4シーズンのジャイアは半分くらいの試合でしかプレーできていない。だから、われわれには慣れている部分がある」とマーフィー社長は話している。

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