新契約を求めるWRマクローリンがコマンダースのミニキャンプに欠席
2025年06月11日(水) 08:42
新契約を求めているワシントン・コマンダースのワイドレシーバー(WR)テリー・マクローリンが、参加必須のミニキャンプを欠席している。
チーム合同練習の開始時までオフシーズンのワークアウトに参加していたマクローリンが、参加必須のミニキャンプには集合しなかったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に現地10日(火)に伝えた。コマンダースのミニキャンプは火曜日にスタートし、木曜日まで続く。
コマンダースのヘッドコーチ(HC)であるダン・クインは火曜日にマクローリンの欠席を認めつつ、次のように語った。
「朗報としては、かなりの信頼関係がすでに築かれているという点がある。時にフットボールとビジネスが交差することがあり、今回もそういうことだ。テリーは素晴らしいチームメイトであり、本当に仕事に打ち込んでいる。それに、今回のオフシーズンでは、もう彼と多くの時間を共に過ごしてきた。ビジネス面ではアダム(ピータース/ジェネラルマネジャー)やそのスタッフ、そして、テリーと彼のチームが取り組んでいく。しかし、しばらくはやることがたくさんある」
労使協定により、参加必須のミニキャンプに出席しない選手には罰金が科される。
オハイオ州立大学出身で2019年にドラフト3巡目で指名されたマクローリンは、すぐに目立った活躍をはじめ、ルーキーシーズンには919ヤードとタッチダウン7回をマーク。2020年からは1,000ヤード越えのシーズンを送っており、それは昨シーズンまで続いている。
2022年にコマンダースと3年6,810万ドルの契約延長を果たしたマクローリンも、2025年にはその最終年を迎え、フィールドに出る前に新契約を求めている状況だ。
『Over the Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によれば、現行契約の年平均額2,320万ドルはワイドレシーバーの中で16番目であり、コマンダースに新たに加わったディーボ・サミュエル(2,380万ドル)に次ぐ数字だという。
オフシーズンの今の段階で、マクローリンは金額の交渉が行われる中、自身の持つ最も素晴らしい資産――健康――を守っている。
2度のプロボウラーであるマクローリンは9月に30歳になる。つまり、今が報酬を獲得する力を最大化するためのラストチャンスになるかもしれない。マクローリンの代理人とコマンダースが新契約で合意するまでにどれくらいかかるかに注目だ。
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