CBアレクサンダーのリリースを受け、パッカーズWRメルトンがCBのトライアウト
2025年06月11日(水) 13:07
グリーンベイ・パッカーズには才能あるワイドレシーバーがそろっているようだ。
一方、パッカーズは今週、2度のプロボウラーであるコーナーバック(CB)ジャイア・アレクサンダーを放出している。
そういった経緯から、WRボー・メルトンがポジション転向を試すに至っている。
2022年NFLドラフトの7巡目でレシーバーとしてシアトル・シーホークスから指名されたメルトンが、現地10日(火)に始まった参加必須のミニキャンプの初日に、コーナーバックの練習にも参加していた。
パッカーズのヘッドコーチ(HC)であるマット・ラフルアーは『The Associated Press(AP通信)』に「両方ができる者がいるとすれば、それは彼だと思った。その多くは、彼の(スペシャル)チームでの実績や、そこでプレーを決める能力からきている」とコメントしている。
パッカーズは今年のドラフト1巡目でテキサス大学のWRマシュー・ゴードンを指名しており、パッカーズが1巡目でワイドレシーバーを選ぶのは2002年以来のことだった。さらに、3巡目ではWRサビオン・ウィリアムズを選択。この2人――とメルトン――がいるWRルームには、他にもジェイデン・リード、ロミオ・ドゥブス、クリスチャン・ワトソン、ドンタイヴィオン・ウィックス、ジュリアン・ヒックス、マリク・ヒース、サム・ブラウン、コーネリアス・ジョンソン、メコール・ハードマンが名を連ねている。
パッカーズに来て以来、メルトンは22試合に出場してキャッチ24回、309ヤード、タッチダウン1回をマーク。ロースター入りが保証されているとはとても言えない中、ポジション変更、もしくは追加を試さない手はない。
メルトンの弟であるマックスがアリゾナ・カーディナルスの先発コーナーバックを務めていることを踏まえれば、遺伝子学的な要素も今後の見通しとは外れていないと言えるだろう。
元オールプロのキックリターナーから先発CBになったキーショーン・ニクソン(CBとして6シーズンで先発34試合)、キャリントン・バレンタイン(2シーズンで先発19試合)に加え、ベテランのフリーエージェントだったネイト・ホッブスがアウトサイドのコーナーバックスポットで先発のレップスを担う見込みだ。
「2人もいないところだってあるのに、われわれには本当に優れた先発コーナーが3人いて、われわれは彼らを本当に気に入っている。繰り返しになるが、われわれは他の大多数よりも層が厚いと思う」とパッカーズのジェネラルマネジャー(GM)であるブライアン・グーテクンストは語った。
議論の余地はあるものの、パッカーズのWRルームはCBよりも多くの選手を擁しているようだ。多才なメルトンがそのバランスをとってくれることに、パッカーズは期待しているはずだ。
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