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【2016年第12週】新人コンビの活躍でカウボーイズが10連勝達成

2016年11月25日(金) 10:27

ダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオット【AP Photo/Ron Jenkins】

現地24日(木)、ダラス・カウボーイズの本拠地AT&Tスタジアムで感謝祭ゲーム2試合目となるワシントン・レッドスキンズ戦が行われた。試合終盤にはレッドスキンズに追い上げられる場面もあったが、カウボーイズが多彩なオフェンスでレッドスキンズ守備陣を苦しめ、31対26で勝利して10連勝を達成している。

試合開始早々からカウボーイズ攻撃陣はワイドレシーバー(WR)ラッキー・ホワイトヘッドの15ヤードランで勢いを得ると、続けてエースランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットが20ヤードを走って敵陣に進入。最後もエリオットが4ヤードを駆け抜けてボールをエンドゾーンに押し込み、カウボーイズが先制タッチダウンを決める。レッドスキンズ攻撃陣も第1クオーター終盤にかけてクオーターバック(QB)カーク・カズンズ、新人ランニングバック(RB)ロバート・ケリーの活躍で敵陣まで進み、そのまま第2クオーターに突入。ここでしっかりフィールドゴールを成功させレッドスキンズが点差を縮める。

WRデズ・ブライアントとディフェンシブバック(DB)ジョシュ・ノーマンのマッチアップは第2クオーターに入ってヒートアップ。ブライアントがパスを通せば、ノーマンがパスカットで応戦するなど、2人の対決はファンを沸かせた。第2クオーター中盤にカウボーイズはQBダック・プレスコットからWRコール・ビースリーへの18ヤードパスなどで敵陣へと前進し、フィールドゴールを成功させる。直後のドライブではレッドスキンズもフィールドゴールを決めるチャンスを作ったが、キッカー(K)ダスティン・ホプキンスが逆光で視界を遮られて55ヤードキックを失敗させてしまい、得点のチャンスを逃している。その一方でカウボーイズはプレスコットが自ら走るなどして敵陣までボールを進めると、同ドライブの最後にはWRテレンス・ウイリアムスが見事なキャッチでプレスコットからの10ヤードパスを通してタッチダウンし、リードを広げた。第2クオーター終了前にはフィールドゴールを決めたレッドスキンズがスコアを17対6として前半終了。

第3クオーターは両チームのディフェンス陣が奮闘し、得点のチャンスを作らせず、試合は停滞。それでもレッドスキンズ攻撃陣はカズンズからタイトエンド(TE)バーノン・デービスへの26ヤードパスでリズムをつかむと、続けてTEジョーダン・リードが33ヤードをつなげてエンドゾーン目前まで攻め込んだ。その状態で第4クオーターに突入し、ドライブの最後はカズンズが再びリードへの5ヤードパスを通してタッチダウン、レッドスキンズがこれで点差を5に縮めた。

カウボーイズも第4クオーター序盤から、プレスコットとエリオットの新人コンビの連携プレーなどで簡単にレッドスキンズ陣地に進むと、プレスコットが自らエンドゾーンまで持ち込んでタッチダウンを決める。しかし、レッドスキンズ攻撃陣も意地を見せ、直後のドライブでカズンズからWRデショーン・ジャクソンへの67ヤードパスでタッチダウンを収め、簡単には勝負を決めさせない。その後も、エリオットの1ヤードランでカウボーイズがタッチダウンを決めれば、レッドスキンズもすぐさまカズンズからリードへの8ヤードパスでタッチダウンをヒットさせるシーソーゲームの展開に。試合時間残り2分を切った状態でタッチダウンを決めたレッドスキンズは、オンサイドキックで形勢逆転を狙うも、ボールをリカバーできず、最終的にはカウボーイズにファーストダウンを決められて万事休すとなった。

カウボーイズQBプレスコットはパス24回中17回成功、195ヤード、1タッチダウンに加え、キャリー8回、39ヤード、1タッチダウン(ラン)を走る活躍でチームの勝利に貢献している。RBエリオットもキャリー20回、97ヤード、2タッチダウンと申し分ない活躍だった。WRブライアントもレシーブ5回、72ヤードをマークしている。

レッドスキンズQBカズンズはパス53回中41回成功、449ヤード、3タッチダウンと素晴らしい試合内容だっただけに悔しい黒星となってしまった。