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【2016年第12週】スティーラーズ、QBロスリスバーガーとWRブラウンのホットラインさく裂

2016年11月25日(金) 14:40

ピッツバーグ・スティーラーズのアントニオ・ブラウン【AP Photo/Michael Conroy】

現地24日(日)、感謝祭ゲーム3試合目となるピッツバーグ・スティーラーズ対インディアナポリス・コルツが行われた。エースクオーターバック(QB)アンドリュー・ラックを欠くコルツのオフェンス陣がリズムをつかめぬ一方で、スティーラーズはワイドレシーバー(WR)アントニオ・ブラウンが3タッチダウンを決めるパフォーマンスを見せ、28対7でコルツを下し、今季5勝目を挙げている。

立ち上がりはスティーラーズがQBベン・ロスリスバーガーからWRイーライ・ロジャースへの30ヤードパスで簡単に敵陣深くに攻め込み、最後はエースランニングバック(RB)リビオン・ベルの5ヤードランでタッチダウンして先制。次のオフェンスドライブでもベルの12ヤードランでコルツ陣地に前進すると、ロスリスバーガーからの25ヤードパスをブラウンがエンドゾーンでつないでタッチダウンし、この時点で14点差をつける。

対するコルツも第2クオーター序盤には、パントフォーメーションからパンター(P)パット・マカフィーがタイトエンド(TE)エリック・スウープへの35ヤードパスを通して得点のチャンスを作り出すと、この日、ラックの代打として出場したQBスコット・トルゼンがWRドンテ・モンクリーフへの5ヤードパスを成功させてタッチダウンし、反撃。しかし、コルツ守備陣はベルのラン、そしてロスリスバーガーとブラウンのホットラインを食い止めることができず、同クオーター中盤にはブラウンにこの日2度目のタッチダウンを決められてしまう。ケガ人の多いコルツに追い打ちをかけるように、前半終了前にはWRのT.Y.ヒルトンがプレー中に背中を負傷している。前半は21対7とスティーラーズがリードして状態で終了。

第3クオーターにはトルゼンの短いパスなどで敵陣にボールを進めたコルツ攻撃陣。フォースダウンまで追い込まれる場面もあったが、トルゼンからTEドウェイン・アレンへの12ヤードパスを通してフォースダウンギャンブルに成功した。これで一気にエンドゾーンの手前まで進むも、2度目のフォースダウンギャンブルには失敗し、得点なしのままドライブを終えている。

第4クオーター中盤にはトルゼンがパスをインターセプトされ、再び得点のチャンスを逃したコルツ。直後のドライブではロスリスバーガーがブラウンへのタッチダウンパスを通してハットトリックを成功させ、試合を決定づけた。

スティーラーズQBロスリスバーガーはパス20回中14回成功、221ヤード、3タッチダウンをマークして試合を終えている。WRブラウンもレシーブ5回、91ヤード、3タッチダウンとこれ以上ない活躍だった。またRBベルもキャリー23回、120ヤード、1タッチダウンを走りチームの勝利に貢献している。

コルツQBトルゼンはパス36回中22回成功、205ヤード、1タッチダウン、2インターセプト。ラックの代役としては物足りない結果だった。