レイダースがDTウィルキンスをリリース、足の手術をめぐって意見の相違
2025年07月25日(金) 10:54
ラスベガスで驚きのリリースが行われた。
ラスベガス・レイダースが負傷した足の手術を受けるか否かで議論になっていたディフェンシブタックル(DT)クリスチャン・ウィルキンスをカットしたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地24日(木)に伝えている。
ウィルキンスは昨シーズンに足を骨折し、5試合を除く全試合に欠場した。トレーニングキャンプ開始時にはPUP(負傷者)リストに置かれており、復帰の時期は未定の状態だった。チームはウィルキンスが手術を受けることを望んでいたものの、29歳のウィルキンスは複数の診断を受けた上で、それを拒絶している。
報道後、ほどなくしてレイダースもウィルキンスのリリースを認めた。チームのリリースには次のようにある。
「クリスチャン・ウィルキンスと別れることが、組織にとって最良だと判断した。彼はリリースについてチームから知らされている。チームはフィールド内外で“卓越性へのコミットメント”を掲げている。クリスチャンの復帰についての明確な道筋やプランがないことから、今回の動きは組織全体が前進し、新たなシーズンに向けて準備する上で必要だった」
特にレイダースが昨オフシーズンにウィルキンスと4年1億1,000万ドル(約162億1,175万円)で契約を延長していたことを踏まえると、今回の離別は衝撃的なものと言える。
ラポポートはこの動きによって残っている保証金に関する議論が生じる可能性を指摘。ウィルキンスは昨シーズンに2,920万ドル(約43億0,369万円)、今季はすでに2,050万ドル(約30億2,142万円)を受け取っており、契約上は800万ドル(約11億7,909万円)が残っているという。
7年目を迎えるウィルキンスは、キャリア通算タックル372回、サック22.5回、クオーターバックヒット56回、ファンブルフォース4回をマークしている。
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