足を負傷のテキサンズRBミクソンにシーズン第1週欠場の可能性
2025年07月27日(日) 16:27
ヒューストン・テキサンズのランニングバック(RB)ジョー・ミクソンがレギュラーシーズンのスタートを欠場する可能性がある。
現在、チームのNFI(非フットボール故障者)リストにいるミクソンが足のケガのために長期間離脱することになりそうだと現地26日(土)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報を伝えた。
テキサンズはレギュラーシーズン開幕が近づいてからもう一度出場の可否を再評価するようだが、第1週には出られない可能性があるとラポポートは付け加えている。テキサンズは9月7日(日)にロサンゼルス・ラムズと対戦する予定だ。
ミクソンは今オフシーズンのワークアウト中に足をケガし、その対処のためにオフシーズンプログラムを欠席していた。春から夏にかけて、クラブ側は大きな問題ではないと繰り返していたため、それほど深刻なケガではないと思われていた。
昨年のオフシーズンにトレードでシンシナティ・ベンガルズからやってきたミクソンは、2024年に256回のキャリーで1,016ヤード、ラッシングタッチダウン11回を記録して、テキサンズの主力選手となっていた。シーズン序盤に3試合を欠場し、プレーオフでは足首のケガを抱えたままプレーした。
テキサンズのバックフィールドはどう変わるのだろうか。ミクソンがレギュラーシーズン開幕に間に合わない可能性が浮上したことで、オフシーズン中のニック・チャッブとの契約がより重要性を帯びてくることになる。
ベテランRBのチャッブは6月に250万ドル(約3億6,931万円)でテキサンズとの1年契約にサインした。チームは昨年、先発のミクソンがフィールドにいない時に苦戦したことから、当時この契約はバックフィールドの層に厚みを持たせるためのものだと考えられていた。
しかし、これでチャッブがシーズン開幕時に先発を務める可能性も出てきたことになる。
4度のプロボウルに選ばれているチャッブは、2023年に負った膝の重傷から復帰し、昨年はブラウンズで8試合に出場したが、本来のものとはかけ離れた成績だった。過去2年で合わせて10試合しかプレーしていない。
ケガから2シーズンが経過しており、29歳のチャッブが以前のような圧倒的な力を取り戻すことが期待される。
同じくバックアップで過去2シーズンに沈黙したデイミオン・ピアースも、PUP(身体的にプレー不可/故障者)リストでキャンプを迎えたが、開幕前にアクティブ登録されれば、先発候補になるかもしれない。同様に、J.J.テイラーもPUPリストでキャンプを迎えていて、テキサンズのバックフィールドは満身創痍(そうい)の状態だ。
これによって、キャンプとプレシーズン中に4巡目指名のルーキーRBウッディ・マークスに実力を見せるチャンスがやってくるかもしれない。状況次第では、シーズン序盤にパスダウン専門やワンカットスラッシャーとして役割を得る可能性もある。
【M】