何カ月にもわたって推測や報道で世間を騒がし、6月になってようやくピッツバーグ・スティーラーズと契約したことで、クオーターバック（QB）アーロン・ロジャースのオフシーズンの対処には批判の声も上がった。

中でも声高だったのがスティーラーズのレジェンドQBテリー・ブラッドショーだ。彼はチームがロジャースと契約しようとしていることについて、“悪い冗談”と批判した。

現地26日（土）、キャンプ地のペンシルベニア州ラトローブで“Back Together Weekend（バック・トゥギャザー・ウイークエンド）”に参加し、『NFL Network（NFLネットワーク）』のカイル・ブラントのインタビューに応じたロジャースは、ブラッドショーのコメントに言及する機会を得た。ロジャースはまず、皮肉とユーモアを交えてこう切り返した。「ああ、俺は確かに毎日神々にささやいているよ」

そしてブラッドショーとは個人的に親しいわけではなく、彼は自分のことをよく知らないのだとロジャースは考えを口にした。

「『FOX』の一員としてテリーのことはずっと昔から知っているよ」とロジャース。「テリーはレジェンドだ。まさしくレジェンドだよ。スーパーボウルで4度も優勝している。メディアでもレジェンド級のキャリアを持っている」

「でもテリーは、他の多くの人たちと同じように俺のことを知らない。だから彼は俺について、今までやってきたこと、ドキュメンタリー、発言などから闇の瞑想（めいそう）だとかのことを知り、それに基づいて発言したんだろう」

春に両者の契約に関する臆測が広がる中、ブラッドショーはロジャースのスティーラーズ入りついて容赦なく切り捨てた。

「冗談だろう。冗談としか思えない」と彼はアーカンソー州のラジオ番組『103.7 The Buzz（103.7ザ・バズ）』のインタビューで述べている。「それでどうするつもりなんだ？　1年だけ呼ぶつもりか？　冗談だろう？　彼はカリフォルニアにとどまるべきだ。どこかに行って、木の皮でもかじって、神々にささやいていたらいい」

ロジャースは土曜日のインタビューでブラッドショーともっと親しくなれるなら喜んでそうすると話し、いつでも会いに来てほしいと呼び掛けた。

「テリーのことをもっと深く知りたいと思っている」とロジャース。「彼がそのチャンスをくれるなら、きっといい友情を築けるはずだ。俺は数々の偉業を打ち立てた彼を心から尊敬し、敬愛しているからね。彼は俺たちがこの偉大なゲームでプレーする基礎を作った人だ」

「彼にその気があるなら、ぜひとももっと深いレベルでテリーのことを知りたいと思う。何なら一緒に木の皮でもかじってみるのもいいかもね」

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