49ersのDEジャクソン、キャンプ中に負傷して病院に搬送
2025年07月29日(火) 11:19
サンフランシスコ・49ersのディフェンシブエンド(DE)タロン・ジャクソンは現地27日(日)にトレーニングキャンプで恐ろしいケガに見舞われ、病院に搬送されたものの、手足の感覚はすべて残っているようだ。
ジャクソンは練習終盤のプレーでブロックを受けて倒れ、数分間その場に横たわったままとなっていた。その後、担架で運ばれ、救急車で病院へ搬送されている。
ジャクソンは意識があって会話もできる上に手足の感覚もあると明かしたヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンは、次のように述べた。
「つまり、恐ろしい事態は切り抜けたんじゃないかと期待している。彼の首について良い知らせが聞けることを願っている」
49ersはジャクソンがフィールドを離れた後も練習を続行することができた。
「ああいうのはいつだってつらい。みんなが見ているときはなおさらだ」とシャナハンHCは振り返っている。
「彼の近くにいたから、話を聞いて体の動きも全部見ることができたし、選手たちにはそう伝えた。そうすれば最大の心配が少し和らぐと思ったからね。練習を続けて問題ないかと尋ねたら、みんな元気よく“イエス”と答えた。そうして最後の1セット半をやり切ったんだ」
2021年にフィラデルフィア・イーグルスからドラフト6巡目で指名され、イーグルスとカロライナ・パンサーズで24試合に出場してきた27歳のジャクソンは、今オフシーズンに49ersと契約した。
49ersは日曜日にキャリア2年目のWRリッキー・ピアソルをPUP(故障者)リストからアクティブ登録。ピアソルは今夏初めて練習に参加した。
「それはよかった」と語ったシャナハンHCは「彼のレップ数は本当に少なかった。今日は8回くらいだったと思うが、回復の具合など、様子を見ていくつもりだ。だが、文句は言われなかったし、良い復帰初日になった」と続けている。
ピアソルはオフシーズンプログラム中にハムストリングを負傷して以来、練習を欠席してきた。ディーボ・サミュエルを放出し、膝の手術から回復中のブランドン・アイユークがシーズン序盤に欠場することが見込まれる中、49ersは2024年ドラフト1巡目で指名したピアソルが大きな活躍を遂げることを期待している。
ピアソルは新人時代に、ハムストリングと肩のケガでキャンプの大半を欠席した後、サンフランシスコで発生した強盗未遂事件に巻き込まれて銃弾を受け、ルーキーシーズン前半の欠場を余儀なくされるという苦難を経験した。
シーズン第7週に復帰したピアソルは、11試合に出場してキャッチ31回、400ヤードを記録。シーズン最後の2試合ではキャッチ14回で210ヤード、タッチダウン2回と好調な成績を残した。
コーナーバック(CB)レナルド・グリーンは金曜日に行われた練習でハムストリングを負傷し、途中離脱した。シャナハンHCによると、グリーンは数週間離脱する見込みだが、8月11日(月)の週にプレシーズン第2週のラスベガス・レイダース戦に備える際には復帰できる可能性があるという。
ベテランCBイーライ・アップルのエージェントである『Universal Sports Management(ユニバーサル・スポーツ・マネジメント)』によると、アップルは日曜日に49ersとの契約に合意したとのこと。29歳のアップルは昨季にロサンゼルス・チャージャーズの一員として出場した4試合を含め、キャリア通算で102試合に出場している。
先週水曜日に実施された初練習でハムストリングを負傷したワイドレシーバー(WR)ジェイコブ・カウイングの復帰時期もグリーンとほぼ同じになる見込みだ。
また、WRジャワン・ジェニングスはふくらはぎのケガで練習を早退している。
クオーターバック(QB)ブロック・パーディーは金曜日に個人的な理由で練習を欠席したものの、日曜日には復帰した。
「ブロックは昨日、家庭の用事あったが、すべて良いニュースだ」と明かしたシャナハンHCは「次に皆さんと話すときに本人から話があると思う。だが、ブロックは戻ってきて、何の遅れもないし、彼にとっては良い休みになったはずだ」とつけ加えている。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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