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コルツとLTベルンハルト・ライマンが4年148億円での契約延長に合意

2025年07月29日(火) 13:23

インディアナポリス・コルツのベルンハルト・ライマン【Greg Trott via AP】

それがアンソニー・リチャードソンになるかダニエル・ジョーンズになるかはともあれ、インディアナポリス・コルツの先発クオーターバック(QB)は、そのブラインドサイドを、契約に心から満足したレフトタックル(LT)ベルンハルト・ライマンに守られることになりだろう。

現地28日(月)にライマンとコルツが4年1億ドル(約148億4,528万円)での契約延長に合意したと、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが報じている。

契約期間を通じた年額2,500万ドル(約37億1,099万円)によって、ライマンはNFLのレフトタックルでトップ5に入る報酬を得ることになる。ライマンの報酬額はワシントン・コマンダースのラレミー・タンシルと並ぶ4位タイに当たる。

契約延長を果たした最新のタックルとなったライマンの前には、ロサンゼルス・チャージャーズのラショーン・スレーターやグリーンベイ・パッカーズのザック・トムが同じく契約を延長していた。

2022年NFLドラフトの全体77位指名を受けてリーグに入ったライマンは、4年目のNFLシーズンを迎えている。リーグへの旅路がすでに、壮大なものだった。

オーストリア生まれで、かつてはウイーン・バイキングスでワイドレシーバーとしてプレーしていたライマンは、ミシガンに移り住んでセントラルミシガン大学でカレッジフットボールに参加。2022年のルーキーイヤーにはコルツの先発になっている。そこからはコルツの主軸の1人としてチームを支えてきた。

2022年、ライマンは『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』の全体グレードで73.3をマーク。その後は1年ごとに成長し、2023年に82.7を記録したのに続き、昨年は85.1でリーグ8位に入っている。

ライマンがレフトガード(LG)クエントン・ネルソンの横につくことで、チームはリーグでも優れたレフトサイドを展開できる。それによってランニングバック(RB)ジョナサン・タイラーの道が切り開かれ、ジョーンズもしくはリチャードソンの力が遺憾なく発揮されるだろう。

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