LBパーソンズとの契約を求めるファンにカウボーイズ幹部が反応、「本人も望まなければならない」
2025年07月29日(火) 13:36
カリフォルニア州オックスナードで行われているダラス・カウボーイズのトレーニングキャンプにて、週末、ファンがオーナーのジェリー・ジョーンズに向かって「マイカに払え!」と叫ぶ場面があった。スターラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズとの契約交渉が依然として膠着状態にある中での出来事だった。
ジョーンズはその声を聞いていたことを認めながらも、過剰な反応は示さなかった。昨年、ワイドレシーバー(WR)シーディー・ラムとの契約交渉が難航していた際のほうが、ファンの声ははるかに大きかったと振り返っている。
現地27日(日)、ジョーンズは「確かに聞こえたが、昨年の“ラムに払え”という声に比べたら大したことはなかった」と『ESPN』に述べている。
「去年の“ラムに払え”という叫び声に比べたら、今回はかすかな声に過ぎなかった。誰かがキャンプにいなければ、必ず何人かは叫ぶものだが、昨年のラムの時は大勢の人が声を張り上げていた」
話題がパーソンズとの契約交渉の進捗に移ると、ジョーンズは言葉を控えた。
「正直、今のところコメントすることは何もない。ノーコメントだ」と応じている。
上級副社長のスティーブン・ジョーンズも、父ジェリー・ジョーンズと同様に交渉内容を「チーム内に留めておきたい」との姿勢を強調。パーソンズに対するファンのコールが聞こえていたことも明かした。
「それで何かが変わるわけではない」とジョーンズは言う。
「こちらもマイカに報酬を支払いたいと思っている。だが、本人もそれを望まなければならない」
パーソンズはルーキー契約最終年となる今季、2,400万7,000ドル(約35億6,671万円)のサラリーを受け取る予定だ。だが、マーケットの最上位に位置するパスラッシャーたちが4,000万ドル(約59億4,280万円)を稼いでいることを考えれば、かなり割安と言っていい水準だろう。
現在、カウボーイズが問われているのは、昨年のラムやクオーターバック(QB)ダック・プレスコットのようにシーズン開幕前に新契約をまとめ、パーソンズをNFL史上QB以外で最高額の選手にするのか。それとも、契約交渉を2026年まで先送りし、スターパスラッシャーに対してフランチャイズタグを行使する先延ばし策を取るのかという点だ。
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