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ふくらはぎ負傷から復活のDEボサ、ビルズでの新たなスタートに意欲

2025年07月29日(火) 13:41

バッファロー・ビルズのジョーイ・ボサ【NFL】

ディフェンシブエンド(DE)ジョーイ・ボサにとって、バッファロー・ビルズの選手として初めて負った負傷はすでに過去のものとなった。

ベテランパスラッシャーであるボサは、このオフシーズンにふくらはぎを痛め、春のワークアウトを欠席。しかし、トレーニングキャンプ初日にはすでに問題はないと明言した。

「当時はフラストレーションがたまったけど、比較的すぐに切り替えることができた」とボサは最近『WGR 550』に語っている。

「軽いケガだったし、今ではもう気にしてもいない」

ロサンゼルス・チャージャーズで過ごしたキャリア最初の9年間、ボサは常にケガと向き合いながらプレーを続けてきた。シーズン16試合以上の出場はわずか3回。過去3シーズンでは、出場可能だった51試合中28試合にとどまっている。

プロボウルに5度選出されているボサだが、最後に2桁サックを記録したのは2021年。昨シーズンは14試合に出場し、QBテイクダウンは5回にとどまった。

NFLキャリア10年目で初めて移籍を経験したボサは、アメリカ東海岸での新生活に順応し始めている。現在はニューヨーク州ロチェスターにあるセント・ジョン・フィッシャー大学で、チームのトレーニングキャンプに参加中だ。

「毎年同じことの繰り返しで、正直マンネリ化していた。でも、チャージャーズでの時間は本当に素晴らしかったし、何にも代えがたい経験だった。ただ、ここ数年はケガもあって少し行き詰まりを感じていたから、新たなスタートと新しい環境が必要だったんだ。バッファローやオーチャードパークを知ることができて、とても良い意味で驚いている。美しい場所だよ」とボサは語る。

「庭もあるし、広々とした生活空間で、犬が自由に走り回れる。裏庭にはガンの群れがいて、それを眺めるのが日課になっているんだ。フィアンセもすごく気に入っているし、ファンも最高だよ。ただ、外食中に大声で叫ばれるのは困るけどね。あのときの曲(おそらくコール)は思い出せないけど、とにかく強烈な体験だった」

ビルズは、30歳を迎えたボサがDEグレゴリー・ルソーと並ぶ形で本来のパフォーマンスを取り戻すことに期待を寄せている。健康を維持できれば、ヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモット率いるディフェンスで、破壊力抜群のデュオとなる可能性は十分だ。ただし、キャリア終盤に差しかかるボサにとって、その“もし”は依然として大きな不確定要素である。

【R】