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レイダースとLTミラーが3年98億円の契約延長にサイン

2025年07月31日(木) 14:38

ラスベガス・レイダースのコルトン・ミラー【AP Photo/David Zalubowski, File】

ラスベガス・レイダースは再び新体制になってもレフトタックル(LT)コルトン・ミラーをチームの長期的な戦力として残すことを決定した。

現地30日(水)、レイダースがミラーと契約延長に合意したと発表。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、ミラーがサインしたのは4,250万ドル(約63億2,798万円)が保証され、約4,300万ドル(約64億0,243万円)が最初の2シーズンで支払われる3年6,600万ドル(約98億2,699万円)の契約だという。

ミラーは新契約で手にする年平均額(2,200万ドル/約32億7,566万円)でリーグのレフトタックルの中でトップ10に入る。

契約最終年を迎えていたミラーは、自主参加のオフシーズンプログラムを欠席したものの、参加必須の練習にはすべて参加し、トレーニングキャンプにも集合してから今回の契約を結んだ。

ミラーはジョン・グルーデンがヘッドコーチ(HC)に就任した2018年のドラフトでレイダースから全体15位で指名されて以来、ずっと先発を務めている。

そこから多くの変化があった。その1つは、本拠地がオークランドからラスベガスに移転したことだ。ミラーは現在、4人目となるフルタイムのヘッドコーチ、ピート・キャロルの下でプレーしている。キャリア最初の数年間はデレック・カーのブロッカーを務め、その後も多くのクオーターバック(QB)のブラインドサイドを守ってきた。QBを次々と入れ替えてきたレイダースは今シーズンに向けてジーノ・スミスを迎え入れている。

変わっていないのは、ミラーがオフェンシブラインに与える影響だ。

身長約203cm、体重147kgと巨体のミラーは、7シーズンで109試合に出場し、107試合で先発を務めている。2023年には肩のケガで自身最多の4試合を欠場したものの、それを乗り越えて高い耐久性を証明してきた。

『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』による2024年シーズンの総合評価は80.6で、オフェンシブタックル(OT)の中では14位だった。パスブロックの評価は82.2で11位、ランブロックの評価も71.7(30位)とまずまずの成績を残している。2020年シーズン以降、ミラーの総合評価が80を下回ったことはない。

今回の契約延長であと数シーズン、レイダースのユニフォームを着てプレーすることになったミラーは、2002年以降のプレーオフ進出がわずか2回しかないレイダースがスランプ脱却を目指す中、スミスや有望な新人ランニングバック(RB)アシュトン・ジェンティのためにその才能を発揮する。

【RA】