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コルツRBサルボン・アーマッドが右足を負傷してカートでフィールドを離脱

2025年08月04日(月) 13:58

インディアナポリス・コルツのサルボン・アーマッド 【AP Photo/Michael Conroy, file】

インディアナポリス・コルツのバックアップランニングバック(RB)サルボン・アーマッドが現地3日(日)の練習の終了間際にフィールドからカートで運ばれた。ヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンは右足にひどいケガを負ったと話している。

エンドゾーンでセーフティ(S)トレイ・ワシントンのヒップドロップタックルによって倒された際、アーマッドは叫び声を上げていた。選手たちは片膝をつき、トレーナーたちがアーマッドの下腿を固定しようとする様子を見守っていた。

コルツの面々が集まる中、アーマッドはストレッチャーに乗せられている。

スタイケンHCは「あんなことが起こるのは絶対に見たくない」とコメント。

「われわれはヒップドロップタックルを推奨していない。トレイが落ち込んでいるのは分かっている。彼があえてそうしようとしていたわけではないと思う。ただ、われわれは特に育成中の面々に、鋭さをもたらしたかっただけだ。彼らはプレシーズンにタックルしなければならない。今はサルボンに思いと祈りを捧げている。早い回復を祈っている」

ワシントン大学出身のアーマッドは2020年にドラフト外でNFL入りしたものの、昨年8月にマイアミ・ドルフィンズからウェイバーにかけられ、ドルフィンズの練習生としてシーズン開幕を迎えていた。

ドルフィンズで38試合に出場したアーマッドは、2020年から2023年にキャリー163回、593ヤード、タッチダウン5回を記録。キャッチ40回、274ヤードもマークしている。

昨年のトレーニングキャンプ中にドルフィンズからカットされたアーマッドは、練習生としてデンバー・ブロンコスに加入。10月半ばにはコルツで同じく練習生となり、そのままシーズン末までを過ごした。コルツは1月にアーマッドとリザーブ/フューチャー契約を結んでいる。

アーマッドの負傷を受け、コルツは練習を一時中断してフィールド上で集まっていた。その後、この日の最後の練習を完遂することを決断している。

先発ラインバッカー(LB)であるザイール・フランクリンはこう話した。

「彼がUW(ワシントン大学)で、俺がシアトルでトレーニングしていたときから彼のことを知っている。今は厳しい状況だ。彼はポジションを争っている。競い合い、もっとよくなろうとここで頑張っているんだ。フィールド上で、俺たちは戦士だ。フィールドに立ったときにどんな可能性があるかは承知している。もちろん、俺たちはチームなんだから、お互いを傷つけようとしているわけじゃない。本当に、きついよ」


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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