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デイビッド・ホワイトがNFL選手会の暫定事務局長に

2025年08月04日(月) 15:01

NFLロゴ【NFL】

現地3日(日)夜、元『SAG-AFTRA(サグ・アフトラ/映画俳優組合・米テレビ・ラジオ芸術家連盟)』エグゼクティブディレクターのデイビッド・ホワイトがNFL選手会の暫定事務局長に選出された。

ホワイトはロイド・ハウエルの後任となる。ハウエルは先月、選手会の業務遂行の妨げになるような一連の事情が明らかになったのを受け、辞任していた。

NFL選手会会長のジェイレン・リーブス・メイビンは声明の中で「われわれはデイビッドが選手会を前に進ませ、会員の最大の利益となるように運営していくことに大きな信頼をおいている」と語っている。

「デイビッドはキャリアの本当に多くの時間を、労働運動と団体労働協約のための戦いに注いでおり、連盟のすべての活動の中で、選手を第一に置くことを重視している。この移行期において、彼が団結を促進させ、われわれが必要としている安定性をもたらしてくれると確信している」

ホワイトは複数の内部および外部の候補者の中から選出された。『The Associated Press(AP通信)』が状況を知る人物から聞いた話によれば、全32チームのそれぞれを代表して投票する選手のすべてが今回の投票に参加したという。内々での会話だったため、匿名を条件に話したその人物によれば、理事会は過去2週間にわたって候補者のそれぞれと面談を実施し、これらのプロセスは選手主導で行われ、理事会による投票にかけられたとのことだ。

「私を信頼し、暫定事務局長として彼らの選手会を導くという名誉と責任を託してくれたNFLPAの選手のリーダーシップに感謝する。決して軽く受け止められる仕事ではなく、信頼を回復し、選手会が会員の最大の利益に貢献できるよう努めていく。NFLPAのチーム全体と共に働き、選手の健康と安全を守りつつ、彼らの経済的な安定性を確保し、自分たちの未来を形成するための彼らの声をさらに強めていくのを楽しみにしている」

リーブス・メイビンは常任の事務局長を選定するためのプロセスが間もなく始まると述べていた。

「このプロセスは選手主導で続けられていく。われわれの連盟が持つ強みは、これまでもこれからも、われわれのメンバーシップの中にある」とリーブス・メイビンは話した。

労働組合のベテラン幹部であるホワイトは、エンターテインメントおよび金融の業界において、世界有数の組織を率いてきた。ホワイトは幹部指導や戦略コンサルタントの大手である『3CG Ventures(3CGベンチャーズ)』のCEOを務めている。


記事提供:『The Associated Press(AP通信)』


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